腹は黒いものの白い肌を刺すような冷たい風が吹き、昨日とは打って変わって厳しい寒さとなった。さらに飛散する花粉の量も凄まじかった。マスクの中はあふれんばかりの鼻水で盛り上がっていた。
次女の卒業式があった。学校で書いたという感謝状を読んで僕は愕然とした。父がない。あ、きっと暗号か?いやいや、あぶりだしか?と入念に探してみたけど父がない。ひっくり返しても父がない。
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