エレベーターに乗るときは、ゴルゴ13を意識して、絶妙のポジショニン グに、すべてのエネルギーを注ぐ@最近、ガラス張りのものが多過ぎて、 とても困惑している杉山です。
私にとって、ゴルゴ13は、単に感嘆するだけの劇画ではなく、創造をか き立てられる、貴重なネタの宝庫です。
知恵を絞って、計算し尽くしたネタがコケると、ゴルゴ13が初めて狙撃 に失敗したときに呟いた言葉を、私も眉間にシワを寄せて、マネします。
「ミス・ファイア・・・」
さぁ、そんな“ミス・ファイア…”が今日はいくつある?ってハナシはバ シッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■【47滴】でお話した“最初のアヒルは、誰?”について たくさんのメールをいただきました。
その中に、5通ほど同じ質問がありましたので、 ここでお話したいと思います。
“私も最初のアヒルになりたいのですが、今度、 入社する人が年上なんです。どうしたらよいでしょうか?”ってね。
■最初のアヒルになっちゃえば、いいじゃないですか。 チャンスは、たったの1回、その日限りです。
それに、かえって年上の方が、日本語が通じやすいと言う意味では、 扱いやすいです。ただ、会計はワリカンにしないと、失礼ですけどね。
■年上の人に限らず、話しかけるときは、横からです。
ほとんどの人は、真正面から話しかけますが、 それはケンカを売るときにだけ、やればいいです。法廷ドラマの、 検察側と弁護側の関係が、いい例です。
■基本的には、魚と一緒なんです。
正面から見た魚は、全部、同じように見えて、 何の価値もありません。が、側面には、さまざまな模様(個性)がある。 だから、側面に、その魚本来の価値と個性があるんです。
人間も、正面には意識を向け、気を遣いますが、横顔は 自分でも見えない部分があるので、その人の生活臭がニオイます。 その証拠に、結構、耳毛が生えているでしょう。
■上司とか目上の人に、言い難い報告とか相談がある時は、 車に乗せればいいです。
上司を助手席に乗せて、ハンドルを握りながら、横から攻めます。 密室ですし、小さな声で伝わる非常に良い距離を保った空間が、 車です。ハンドルを握っているから、ほとんど激昂はされません。
■後ろの席に乗られると、話のテンポと間が悪く、首も痛くなるので そんな時は、わざと荷物を後部座席に敷き詰め、とにかく前に乗せます。
また、後部座席に乗せると、下手をすると、後ろからアタマを 小突かれる可能性もありますので、要注意です。
■私は、社長とお話をするときに、できるだけ横に座ります。
正面で対峙(ファイティング・ポジション)すると、 どうしても話題も堅くなり、改まってしまいがちです。
■さすがに女性にはできませんが、男性の社長との立ち話では、 必ず相手の腰に手を回します。
この、いつでも抑え込みに持ち込められる状態が、 良い関係を保つ、ベスト・ポジションです。
■目上の人の肩に手をかけるのは、大変失礼です。
だから、ソッと横から腰に手を回すと、相手のカラダから一気に 力が抜けるのを感じ取れます。
■入社する新人が自分よりも年上で、話しかけにくいと思うのは、 イメージの中で、その人と対峙しているからです。
横から「お昼、行きませんか」って小声で話しかけてやれば、そう、 それでOK!です。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
多くの方から、お祝いメールや プレゼントまで、いただいてしまいました。
本当に、感謝です。
砂漠にオアシスを提供しようとしている私の机の上が、 感謝で、涙のオアシスになってしまいました。 …どう、ウマイ?
ほんの1ヶ月ちょっと前までは、こんなこと まったく考えられなかったのに。
住人のみなさまに、心から感謝を申し上げるとともに、 モノは言ってみるもんだ、とつくづく感じた、午前9時。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━