砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0055滴:そして、カーネル・サンダース(往路編)

子どもと一緒にLEGOブロックで、「ここがお風呂、パパの部屋はこっ ち」って、豪邸を作っていたら、あまりにも現実とかけ離れ過ぎたので、 虚しくなった@3階建て以上ができない、積み木の方が好きな杉山です。

大いなる理想は、果てしなき絶望につながることを、今のうちから教育す べきだろうか。なんてことは、ミミズの脳ミソほども考えておりません。

子どもには、中途半端に勉強ができるより、箸の持ち方さえ正しければ、 生きては行ける、と言っております。多分、それが正解、間違いないッ。

さぁ、そんなあと24年も住宅ローンがあるんだぜってハナシはバシッと やめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■理想のリーダーや、尊敬する経営者について聞かれたり、 そんな話をしている光景を、よく目にします。

あまり興味がないのか、女性の社長からは、 一度もそれについて、聞かれたことはありません。 確かに“西太后が好き”って言われても、怖くて目が泳ぎます。

■社長の年代にもよりますが、 やっぱり坂本竜馬や諸葛孔明とかが、ダントツに人気があります。

こう言ってはなんですが、坂本竜馬や諸葛孔明を選ぶ時点で、 NO.1を捨ててるんですけどね。しかも、虚構の人物だし。

■それを社員が選ぶなら、まだ話は別です。

ただ、こんな話題で、あえて敵を作ることもないので、 ひたすら黙って、うなずきながら聞いています。そう、

黙ってうなずいているときほど、相手との距離が開くものです。

■基本的には、会ったこともない人を、理想とする習慣もないし、 ましてや歴史上の人物を尊敬したりは、絶対に、私はしません。

だって、知らないんだもん。

■amazon.co.jpで、読んだこともない本のレビューは、平気で書けても、 会ったこともない人を、尊敬することは、決してできない性質です。

■社長ばかりの異業種交流会で、理想とする歴史上の人物を、 順番に言わなきゃいけないときがありました。

その場の雰囲気を壊してはいけないと思い、気を遣って “風車の弥七”って言ったら、烈火の如く、叱られました。

団塊の世代には、冗談も通じやしない。

■でも、会わなくとも、影響を与えてくれる人はいます。

オンラインが、その一つです。秋田から群馬から長崎から等、まだ、 私が訪れたこともない土地からさえも、また顔も、手の感触も 知らない人からの何気ない一言で、 元気になったり、励まされたりもするものです。

私にとっては、坂本竜馬や諸葛孔明なんかよりも、 ズッ~と敬愛すべき人々です。

■それは、パソコンの向こう側に、生きているという 目には見えないけれど、確かな体温を感じるからです。

都合の良いときだけ、歴史の教科書を引っ張り出してくるのではなく、 手本となる立派な方は、自分のまわりにイヤってほどいます。

■3次元で、モノを考えるんです。

勝負は、この世。いくら立派でも、 紙の上の福澤諭吉は、私に話しかけてはくれません。 それどころか、手元から離れようとさえしています。だから、ズッと できれば複数で、そばに居て欲しい。

明日の【だから、カーネル・サンダース(復路編)】は、 感動巨編です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

いただいたメールをお返しするときに、たまに 送り主の名前を勝手に、略したりしてます。

例えば、壇の内五郎(略して、ダンゴウ)さま、って。

今度、その方がメールを送ってくれるときに “ダンゴウで~す”で始まって、それで終わるので、

“誰だ、お前? 建設業者のコードネームか?”

って、ことになってます。 久し振りに反省しております。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━