砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0118滴:小さな会社の大きな魔物

毎年の恒例とは言え、年賀状のデザインを考えるだけで、無意味に貴重な 2~3日が過ぎ去って行く@どうせ1月15日頃の当選発表までの、短い 命だってことは、十分に分かっている杉山です。

表と裏、すべてパソコンの文字で書かれている年賀状が、ここ数年多いで す。正直、まったく嬉しくもありません。まだ、裁判所からの通達書類の 方が、味があってドキドキするぜぃ。

小学校6年のとき、友達に出したすべての年賀状の、抽選番号を油性マジ ックで塗りつぶしたため、芥見東小学校では結構、話題になったものです。

さぁ、そんな当選確率は同じなのにB組よりもA組の方がなんだか良い気 分ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■それは、社長の奥様。

多くの戦場を歩いて会得した結果“百害あって一利なし”とは、 このことです。

■今まで、いろいろなお話をさせていただきました。

その中では、個々の価値観の相違や 異論もあったことだとは思いますが、 今回ばかりは、譲れません。

■諸悪の根源は、社長の奥様。

新5千円札の肖像が、樋口一葉なのと同じくらい、 動かし難い事実なんです。100%、例外なしッ!

■社長の伴侶としての位置を 非難している訳ではありません。

社長の伴侶であり、そして会社に存在することを 非難しているんです。

■頼むから、ご自宅でケーキでもお作りあそばせ。

そう心から、懇願します。冗談ではなく、自宅で ケーキを作って優雅に過ごす奥様は、いい人です。

■私がなんとかしなきゃ、いけないわ。

って思うこと、それ自体が間違っているんです。 そう、ハッキリ言って、目障りです。

■そして社員は、途方に暮れる。

必ずと言っていい程、奥様は社長の方針を否定します。 戸籍が同じだと、悪い部分は見えても、良いところは 呼吸を止めて、やり過ごしてしまう、そんなものです。

■小さな会社に、2大政党は要りません。

派閥でさえ、社員は困惑するというのに、それが 2つの政党に分かれると、目線のやり場もありゃしない。

■最も影響を及ぼすのが、場の雰囲気とモティベーションの 大いなる欠落です。

多くの社長の奥様は、カシオの電卓を片手に 人差し指で経理作業をやっています。決して、 紫外線を浴びながら、営業なんていたしませんわ。

■一生懸命にやるから、タチが悪いんです。

社員が持ってきた領収書の匂いを嗅いでは、 1円の世界で、一喜一憂するんです。

■本人は、会社のために良かれと思って、やっています。

だから、間違いを是正するには、人質を盾に 籠城している犯人を説得するより、難関です。

■で、1桁増やすのは、確かにマズイです。

が、“1を4”に書き換える程度の 領収書を作らない社員に、数字とお客は作れません。

■多少の語弊はありますが、他人を操るためには、 ハガネの柔軟さが必要なんです。

ところてんでさえも、硬い木枠から押し出せば、 思いっ切り、柔軟です。

■いろいろとお話をしましたが、なんだかんだ言っても、 そんな奥様を野放しにしておく社長も悪い。

子どもの成績と布団の中の痴話喧嘩を 明日の会社に持って来られちゃあ、たまりませんぜ!

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

だったら女性社長の亭主はどうなの?

申し訳ありません。

そこまで考えていませんでした。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━