食卓の雰囲気がちょっぴり暗いと、なんだか昔の隠し事がバレてしまった そんな気がしまくりなにを食べても無味乾燥@とっても目が泳ぐ杉山です。
でもって、言いたいことがあるなら私の目を見てハッキリと言ってくれ。
ちなみに、言わずに穏便に済むなら費用が掛かってもそっちがいいです。
さぁ、そんな頼むから机を叩いてちょっと座ってなんて言わないでねって ハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■まだ肌寒いそんな午後の3時には、
紅茶を愉しみながら本を読みます。 昨日もお気に入りを再読しました。
■全盲の弁護士が書いた実話です。それは、
生まれつきではなく、後天性の全盲です。 色を実際に体験して、そして失いました。
■数年前に、京都でお会いしました。
私がソッと出してしまった名刺を、 まったく普通に受け取られました。
■そして、柳ヶ瀬。
今では寂れてしまった岐阜の繁華街を、 懐かしむように静かに語っていました。
■そう、今から、ここから。
目が見えなくなってから、法律の勉強をして、合格です。 柳ヶ瀬にも裁判所にも白い杖でたった一人で行かれます。
■見える世界と、見えない世界。
私の名刺の裏をのぞきながら“杉山さんは、目で考える” そして微笑みながら“僕はね、全身で感じながら考える”
■そう熱く語られた後、静かにお茶を飲みました。
今の景色は見えなくても、幼い頃に見た風景は、 ズッと鮮明に残っているんだとそう感じました。
■目に見える世界では、絶えず比較をするんです。
視覚でとらえて、そして薄れた昔の記憶だけで AとBを比較するんです。かすんだ先入観です。
■だから、目には見えても、目だけでは決して見ない。
上辺の見せ掛けに左右されないそんな正しい自分で、 立ち続けていたい。肌寒い午後の3時に、感謝です。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
周波数は、FM:sabaku。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━