砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0331滴:少年の日の思い出

あまりの暑さに家族全員で出掛けた@嫁さんはバローに、娘2人は西友に、 こんな私は自由書房に出掛けては思う存分、涼を感じまくる杉山一家です。

ちなみに、お小遣いは1人300円までです。それを上回るとむしろ赤字。

さぁ、そんな一家4人で揃って行ったらとっても貧しく見えてしまうって ハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■別に、だれかから評価をされたいとか、

なにかの業績で認められたいとかって、 そんな小さなことなど思っていません。

■だから、厄介なんですこの私。

3人のAB型の身内も、私が どんな仕事なのか知りません。

■だから、気楽なんですこの私。

パソコンで遊んで、コメダ珈琲で、 だれかとお茶を飲んでるだけって、

■そう軽く思われています。

でも、そんなんで80%正解です。 でさ、たった一人だけ違うんです。

■それって、ちょっと遠くにいる少年です。そう、

今、中学1年の彼が小学4年生だった3年前に、 彼の両親が経営している会社が、倒産しました。

■それを処理したのが、この私です。

当然、夫婦とも自己破産ですので、毎日のように私へと 電話をかけてくるし、私も2日に1度は顔を出しました。

■そして、完璧にヒーローでした。無邪気な小さな小学生の

その目に映った私って、困っているお父さんやお母さんを 助けてくれる、悪いものから守ってくれるヒーローでした。

■仮面ライダーや、ウルトラマンや、飛騨の忍者赤影参上や、

マジンガーZと同じなんです。で、これらのヒーローって、 東京オリンピックの年に生まれたこんな私の憧れなんです。

■で、今でも鮮明に覚えているシーンは、

おじさんって、でらめちゃ強いんだね、って彼が笑顔で。 そう、おじさんは、すんげぇ強いのさ、って私が真顔で。

■だから、負けられないのさ。

見栄も意地も育児やまた意気地の欠片もないこんな私ですが、 このたった一人の少年のために、絶対に負けられないんです。

■だって、仮面ライダーがショッカーに負けちゃったら、

番組はサッサと終わってしまいます。番組の視聴者が、 たった一人でも、約束をしたおじさんは負けられねぇ。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

今でもその彼からはときどき電話があります。

両親の、その苦しんだ姿を見ていたからこそ、 将来、自分で会社を興したいと言っています。

まだ中学1年生ですが立派なものです。

そして、そのときは手伝ってくださいって、 うれしいお願いをされたので手伝ってやる。

だから、それまではコケる訳にはいかないんだ。 だって、おじさんってさ、でらめちゃ強いんだ。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━