砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0355滴:不敵な奴は不適な人材

一昨日、ピンクレディーとキャンディーズの比較をテーマにネタを考えた @で、ペアとトリオの善し悪しってことしか思い浮かばなかった杉山です。

ちなみに、アマゾンでピンクレディーを検索したとき「あわせて買いたい」 というコーナーにいつもキャンディーズが出てくることがかなりうれしい。

で、2人で組むのか3人で組むのかの違いだけで結構、大きな差が出ます。

さぁ、そんなでもいつかはネタに使ってやるってハナシはバシッとやめて、 今日もサラ~ッとお読みください。

■アスファルトの照り返しがこの白い肌を焼く、

そんなうだる暑さの名古屋に出かけました。その理由は、 会ったことのない砂漠の住人からの電話があったんです。

■基本的に電車の乗り継ぎが嫌いなこんな私は、

名古屋駅で天使の降臨を3回程楽しみ、 その電話の主を3分程待っていました。

■そして、パッと見は54歳と3ヶ月くらいの紳士が現れました。

とっても無機質な名刺をソッと渡して、 今月最高の作り笑顔で会釈をしました。

■そして歩いた先には、黒塗りのベンツです。

で、生まれて3回目のベンツに乗った私は、 今月最高の作り笑顔をさらに更新しました。

■このときに、ミーハーな自分を本のちょっとだけ発見しました。

15分程ベンツで走って着いた先には、 7階建のビルが立っていました。そう、

■そのパッと見は54歳と3ヶ月くらいの紳士の会社です。でも、

リアルな年齢は56歳と2ヶ月でした。そして、 その会社の事業内容や概要をジッと聞きました。

■まだ熱い2杯目の珈琲に手を出したそのときに、

杉山さん、いくらだったらウチに入ってくれる?って、 そうカラダを乗り出して、おもむろに聞いてきました。

■入る?

入るって、顧問とか関与って意味じゃないないよねぇ。 入るって、ENTERなのかい。そして困惑する私に、

■年収だったら、杉山さんの好きな数字を言って欲しい、

そう静かに訊ねてくれたので、 3億円ですって静かに答えた。

■それから、静かな沈黙が少し続きました。

で、すぐに大きな笑い声と変わりました。 でね、それからはこんな私の独壇場です。

~ 編集後記へとつづく ~

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

~ 本文からのつづき ~

■こんな私を社員に選ぶ人はダメなんです。

もう、まともにサラリーマンができない そんなカラダになってしまったこんな私。

■だから、小手先の文章で判断するんじゃなく、

その人が会社に従順できるかどうかなんです。 こんな私が入ったら、社員の足のサイズまで、

■エクセルで表を作って管理します、って、

言いました。そんな奴ですこの私。でも、 本当にやりますよ。分析できるデータは

■そう、虫歯の数までグラフ化する私です。

だから、すべてが目につきまくるんです。 ここまで気づく人間なんて、会社の中に

■絶対に要らないんです。必要なのは外にです。

もっと言えば、いつかは爆弾になるはずです。 社員って、言われたとおり動けばいいんです。

■そう、働くんじゃなくて動くんです。

働くのって、社長一人だけなんです。 ですから、考えるのは社長だけです。

■そう延々としゃべりまくる私に、だったら顧問料はいくら?

そう笑顔で訊ねてくれたので、 1千円ですって笑顔で答えた。

■だから、高けりゃいいってもんじゃないんです。

良い人材を入れたそのつもりでも、多くの場合、 それが諸悪の根源になるってことも多いんです。

※ この内容はノンフィクションです。そのため 56歳と2ヶ月の社長には許可を得ています。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━