大同生命の個人年金を解約しようと電話をしたら、オペレーターの女性が とってもいい人に思えたので止めた@耳元で頼まれると断れない杉山です。
ちなみに、こんな私って、とってもマン・ツー・マンの環境に弱いんです。
ですから、プルデンシャルとアリコとソニーと日本生命にも入っています。
さぁ、そんな私が死んだらいくらでしょう?ってハナシはバシッとやめて、 今日もサラ~ッとお読みください。
■こんな私は、店を開けたばかりのガストが好きなんだ。
店の中の空気がまだきれいで、冷たくて、女性店員が、 髪が乱れていないかを鏡の前で確かめている。最高だ。
■でも、今日はバーミヤンに行った。そう、理由はない。
そして、すでに中華のニオイが充満するドアを開けた。 一人の店員が「お一人ですか?」とソッと訊ねてきた。
■だから、こんな私は、右手でVサインをキッと示して、
静かに「お二人です」とつぶやいた。そして、 待ち合わせの時間まで、熱い珈琲を愉しんだ。
■それから、O・ヘンリの短編が読める程の時間が経ったであろうか、
厚いドアが開いてセミの声と夏の熱気がなだれ込んで来た。そして、 贅沢だが派手ではない衣装を身にまとった一人の女性が入ってきた。
■小さく「待たせたわ」とナオミが言った。そして、私は手を貸して、
席へとエスコートした。彼女の甘いニオイが中華のそれと交わった。 薄いストッキングをはいている彼女の脚は、細く長く、素晴らしい。
■そして、こんな私の過激な視線をもてあそぶかのように脚を組み直し、
タバコをバッグから出すと「クリスチャン・ディオールよ」と言った。 そして火を点けながら続けて言った。「それ以外は身につけないのよ」
■二人で角切り牛肉のカシューナッツ炒めを食べた。 714円(税込)だ。
食後の熱い珈琲を飲み終えると、ナオミが一つ咳をした。そして、 横顔で言った。「ねぇ、あなたって、いつも赤いTシャツなの?」
■「うん」と私が答えた。
「それに、いつもアイロンをかけてない?」とナオミ。 「だって、くしゃくしゃなのが嫌いなのさ」とリック。
■O・ヘンリの1ページが読める程の時間が経ったであろうか、ナオミが
3本目のタバコに火をつけて「私は高いものしか買わないわ」と言った。 そして「安いものって、価格でしか見せ場はないのよ」と続けて言った。
■フリードリンクでモトを取ろうとオレンジ・ジュースを飲んでいる私に、
濃く塗り直した赤い唇で「同じ商品でも、高いものと安いものがあれば、 高いものを買うわ。だって、それにはそれだけのノウハウがあるはずよ」
■うッ。ロイヤル・ドルトンのクリスマス・プレートを
ヤフオクに出そうかと考えていたこんな私は辛かった。 そして、長良川の花火大会で混み出す前に、店を出た。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
ビジネス・ハードボイルド・ピカレスクロマン小説風に この住民放送を思いっ切り楽しくお届けします。なので、
このリックとナオミの会話を聴くときは『紅の豚』の ポルコ・ロッソとマダム・ジーナの声でお願いします。
そんなキャスティングです。
リック … リチャード3世。シャイクスピアのとは無関係です。 ナオミ … リックの恋人。身長164cm。黒髪。32歳。×1。 ヨッシー… リックの相棒。フリーの取立て屋。趣味は風水占い。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━