たしかに経験って自信になるが、下手をすると過信にもつながる。だから、 こんな私は、こんな私って言う@そう、謙虚を絵に描いたような杉山です。
ちなみに、単なる経験ならいいんですが、成功体験を積み重ねると絶対に 調子をこくんです。だから、成功しても、運が良かっただけと思いなさい。
さぁ、そんな○○しなさいなんて鈴木健二みたいなことを言ってしまった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■たしか5年くらい前のことだったと思いますが、
こんな私の友人が、かなり自慢げに言いました。 その文系の友人は、小さな会社の2代目でした。
■だから、お客さんをこっちから切った、ってね。
その友人のオヤジの代からズ~ッと付き合って来たあるお客さんが、 ムスコである友人の代に変わったら違う会社に乗り換えたそうです。
■で、案の定、やっぱり元の取引関係に戻りたいって、
そのお客さんがアタマを下げてきたらしいです。で、 そのお客さんに、以前の倍の価格を提示したんです。
■そんなことを自慢げに、コメダ珈琲で語ってくれました。
それはあかんて。それって、お殿様が町民をイジメてる、 そんな理不尽な図式となんらまったく変わらないんです。
■たしかにお客さんって、こっちが選ぶんですが、
イジメてはいけません。ましてや心から詫びて、 アタマを下げてる年上に唾をかけてはNGです。
■その唾は、いつかきっと戻って来ます。必ず上から降って来るんです。
こんな私は、どんな場合でも、どんな仕打ちを過去にされたとしても、 今まさに、目の前でアタマを下げた人に決して唾などかけやしません。
■フツーの神経だったら、当然です。
それが、霊長類のルールなんです。目には目をの、 ハムラビ法典は絶対に現代社会では通用しません。
■まずは、許すんです。その後に考えればOK!なんです。
だから、最初っから価格を以前の2倍で提示するなんて、 許すような素振りをしてイジメているとしか思えません。
■そう、切れた縁は戻らなくても、
許すことくらいはできるんです。それは、 相手の問題じゃなく自分だけの問題です。
■それから約3年が経って、その友人の
小さな会社は潰れました。その友人は、今、 そのイジメたお客さんの会社で働いてます。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
どれだけ相手を恨んだり憎んで、悔しくて眠れなくても 恨んだ相手は毎晩楽しく晩酌して爆睡しているはずです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━