そのとき僕は41歳で、41歳の常識しかなかった。とは言え、それだけあれば人生を謳歌するには十分だった。そして、ガストを訪れた。ところが、人っ子一人いなかった。時計の長い針は11時を2センチくらい回っていた。寂しかった。でも、僕は41歳だ。これでいいのだ。僕はふと考えた。
そのとき僕は41歳で、41歳の常識しかなかった。とは言え、それだけあれば人生を謳歌するには十分だった。そして、ガストを訪れた。ところが、人っ子一人いなかった。時計の長い針は11時を2センチくらい回っていた。寂しかった。でも、僕は41歳だ。これでいいのだ。僕はふと考えた。