様々な検証の結果、私にはビタミンCが不足していることが判明したので、 伊予柑を5個食べた@激しい腹痛と共に顔に黄疸が発生しかけた杉山です。
ちなみに、偏った食生活を顧みると、柑橘類が私の細胞を破壊しています。
ですから、こんな私の味覚の中には、酸っぱいと言う感覚は存在しません。
さぁ、そんな今日もまたとっても嬉しいお説教のメールがたくさん来そう ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■巻頭文に使いたいと思ったので『博士の愛した数式』を
ヤラセとか葬式とか無理矢理いじっていた午後4時半に、 滋賀県のお客さんからスカイプで呼ばれてお話しました。
■そのお客さんは、小さな町工場の若い課長です。
そして、いつもよりも小さくかすれた声でした。 だから、こんな場合はいつもと違う話なんです。
■そして、急に泣き出して細切れの感情を私に切々と語りました。
その課長の同僚は3ヶ月前に病気で亡くなりました。ところが、 遺族にはそれまでと同じように給料が支払われていたそうです。
■社長が自分のサイフから払っていたそうです。
だから、それがたまらなく嬉しかったんです。 この社長の下で働けることが最高だ、ってね。
■お世辞でも儲かっているとは言えない小さな会社です。
お世辞でも多く取っているとは言えない役員報酬です。 その中から当たり前のように3ヶ月間払っていました。
■だから、黙っていても、
良い話は深く浸透して、 悪い話は広く流れます。
■そして、直接お会いしたことのないその社長は、
とても口下手で社員と触れ合うことも下手です。 だから、会議どころか打ち合わせもありません。
■でも、たった5人の社員ですが、
みんなが黙ってついて行きます。 そう、今回のことがなくてもね。
■だから、人に思いを伝えるのは、
上辺の言葉でも態度でもなくて、 相手の立場になることなんです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
本当にいい話でした。感動する『博士の愛した数式』を 巻頭文のためとは言えいじっていた自分が情けなかった。
しかも、博士をヤラセで数式を葬式です。 だから、まったく能の欠片もありません。
で、遺族の申し出により支給は終わったそうです。 そして、その事実がみんなにも知れ渡ったんです。
知れ渡っても社員は社長になにも言わず、 社長もそれまでとまったく変わりません。
あの高倉健の“不器用ですから”の世界です。
だから、いくら朝礼で上手に説いたところで、 陰で平気でお客さんの愚痴をこぼす社長には、
まったく人望の欠片などありゃしないんです。
朝礼が長く会議が多い会社は、とっても薄い。
そう、思いを伝えるには、言葉でも態度でもなくて、 自分がその相手の立場になることしかあり得ません。
んじゃ、わしゃこれから仁義なき戦いの大阪に一滴ます。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━