砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0572滴:鬱の巣窟

青春を取り戻すために三省堂の英和辞典を片手に『愛と青春の旅だち』の ペイパーバックを開いた@1ページを読むのに20分も掛かった杉山です。

ちなみに、あごひげの beardを熊のbearの過去完了形だと信じていました。

ですから、昔は熊だった。で、10分も調べた単語は主人公の名前でした。

さぁ、そんなやっぱりこんな私は精神的にも肉体的にもイタリア系なんだ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■周知の事実ですが、会社は決して学校でも病院でもありません。

だから、義務教育を経た健全な人が集まる場所なんです。でも、 一般常識を持たない病んだ人の巣窟と化した会社が結構、多い。

■そして今、一番多く耳にするのが鬱なんです。

徹底的に暗くて手がつけられないって奴です。多くの場合、 会社にその原因があったとしてもならない奴はなりません。

■だから、鬱って病気ではなくて人格なんです。

だって、こんな私はなりたくてもなれません。 そして、血が出ない限り病気じゃないんです。

■良いか悪いかは別にして、そう思える人がサラリーマンです。

そう、病気だと思ったら会社じゃなくて病院に行くことです。 また、会社は雇用の権利はあっても扶養の義務は負いません。

■そして、一番厄介なのは腐ったリンゴです。

きっと元気もうつるが陰気もうつるんです。 そこに居てもらっちゃみんなが困るんです。

■だから、会社は学校や病院じゃありません。

法の下に営利を追求する集団です。だって、 六法全書にはっきりとそう書いてあります。

■多くの小さな会社では、鬱は免罪符となっています。

要は、可哀想だから決して触れない、ってことです。 そう、同情の上塗りが症状をさらに重くするんです。

■そして、それが原因とも知らず小さな会社は幕を閉じます。

だから、お客さんって会社の外にしかいやしません。そう、 社内になんともし難い病人がいると外出ができないんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

で、まったく厳しく激しいお話ではなくて、 とっても当たり前のお話だと思っています。

また、社長もいい人ぶって治そうなんてするから、 余計にややこしくなったりさらに重くなるんです。

常識で考えても、病院でも治らないものが、 経営学部を出た人間になど治せやしません。

勝手に思うんですが、躁と鬱って同じです。 過剰に明るい奴も過剰に暗い奴も同じです。

ってことは、きっと明るい奴を好む会社に、 鬱の社員が集まっているそんな気がします。

きっと最初ってみんな明るかったんです。 だから、トイレの電球じゃないんだから。

明るいのと仕事ができるのはまったく関係ありません。 そう、それは持って生まれた遺伝子レベルの問題です。

明るくもなく暗くもなく目の前の仕事を淡々とこなす、 そんな極めて目立たない人が理想のサラリーマンです。

鬱の人には「頑張れ」って言ってはいけないそうですが、 みんなが迷惑するからそこに居たけりゃ、少しは頑張れ。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━