砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0592滴:人並み以下の大きな幸せ

メールアドレスが欲しいと長女が言うので sabakunimizu.com で作ったら、 こんなの嫌だとか抜かしやがった@こんなのを喜んで使っている杉山です。

ちなみに、長女の友達ってみんな Yahoo! かなんかのフリーアドレスです。

ですから、こっちは年間使用料を支払った世界に一つの独自ドメインです。

さぁ、そんな嫌がる長女を横目にとってもくどい署名欄まで作ってやった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■もういない私の父親は、みかん箱で勉強をしました。

でも、私はコクヨの学習机から始めました。だから、 本当の意味で絶頂期もどん底もまったく知りません。

■みんなが当たり前にフツーの時代だったんです。

ご近所は昭和39年生まればっかでした。そう、 すべてに満足もせず足りもせずの世代なんです。

■だから、自分の居場所が見つからない人が結構、多い。

起業するにもサラリーマンに徹するにも中途半端です。そして、 藁をも掴むその藁が一体どこにあるのかがみんな分かりません。

■それは、平均を維持しようとするからです。

そして、世の中の平均は作られたものです。カシオの電卓では、 売上高が1億円と1千万円の会社の平均って5千5百万円です。

■まったく意味も根拠もない数字が平均です。

でも、自分のモノサシを持たない人たちは、 まったく意味も根拠もない数字が目標です。

■だから、右を見ても左を見ても勝ち組とか負け組みなんて、

そんなバカバカしくて薄い単語が世の中にはびこるんです。 昔から組など桜か月か星か、1~9までと決まっています。

■そう、冷たい数字の平均ではなく、

温かい人並みを探すんです。でも、できるなら、 人並みよりもちょっと低い方がきっと幸せです。

■だって、目先の大きなことばかりに満足する人は、

手の中の小さな喜びに気づかないんです。そして、 小さなお店で大きな気づきをご馳走になりました。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

小雨の降る中、珈琲ぜんざいを食べに行くだけのつもりが、 とっても温かくて嬉しい気づきをたくさんいただきました。

すべての材料にこだわり手間を惜しまず、 周りの装飾や小品もほとんど手作りです。

単に珈琲やぜんざいを出すだけではなく、 お盆に乗せた真心でおもてなしをします。

そして、それがきっと一期一会です。 目の前のたった一人をもてなします。

たしかに商売ではマーケティングって大切かも知れません。 でも、数は決してチカラではありません。負担なだけです。

大きな成果とか数字にしか興味が無い人たちって、 目の前を通り過ぎた本当の出会いに気づきません。

たった今のおもてなしは、たった今しかできやしません。

名古屋の小さな街角で嬉しい出会いをご馳走さまでした。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━