砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0618滴:不安と不満の裏返し

一昨日から激しく降り注いだ黄砂の痕跡を西側の窓ガラスに確認しながら、 真っ黄色とキーを打ったつもりが末期色@どんな色やねんと呟く杉山です。

ちなみに、高速が嫌いな私が限りなく東名に近づいたらブルーな気分です。

ですから、写生大会3年連続入賞と言っても配色のセンスだけは今一です。

さぁ、そんなパステルカラーを嫌い原色をこよなく愛す私は水墨画が好き ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■あれは忘れもしない1年か2年か3年前のお盆休みの頃、

ある会社の社長とその社員の全員を順番に面談した私は、 まったく屈託のない意見を聞いて欲しいと頼まれました。

■結果、不安と不満だけがイッパイです。

そう、社長が口から出すのは不安です。 また、社員が口を揃えるのは不満です。

■いくらそのときにその会社の業績がOKでも、

来月は来期は将来は一体どうなるのだろう? そんな不安ばっかをその社長は口にしました。

■だから、いいときは明日が不安で、

悪いときは今日の夜が眠れません。そう、 どっちにしても苦しい日々が続くんです。

■でも、決済権がある限りは社長に不満など存在しません。

一方、社員に不安はないんですが不満が多くあるんです。 そう、安い給料の社員はそれを愚痴って、高給な社員は、

■黙って出掛ける社長の平日ゴルフとデキの悪い部下を愚痴ります。

だから、こっちもどっちにしても不満ばかり出てきます。しかし、 それって自分の恵まれた環境をまったく理解していないからです。

■で、不安と不満のどっちが大きいかは別にして、

嫌でもこの社会の中で生き続けて行くためには、 どっちかのカテゴリに属さなければなりません。

■だから、不安を抱える社長は自分で決められるその権利を楽しみ、

不満が溢れる社員は自ら責任を取らなくてもいいことを喜びます。 目の前の相手を羨ましく思うように相手もこっちを羨んでいます。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

サラリーマンが起業をして見事に独立をした暁には、 社員の頃のその不満が社長の不安に変わるだけです。

だから、だれかから1円でも給料をもらうか、 商売で1円でも売り上げを立てようものなら、

絶対にどっちかのカテゴリに属さなきゃなりません。 どっちに属したところできっと恵まれているんです。

そう、いつだってお隣の芝生は真っ青に見えるんですが、 お隣もこっちの芝生が限りなく澄んだブルーに見えます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━