砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0628滴:守・破・離

午前7時32分。たった今、このヘッダーの日付を19から20に変えて、 今日が結婚記念日なのを思い出した@どうりで静かな食卓だった杉山です。

ちなみに、僕は一体どうすればよいのでしょうか。今さら何も言えません。

ですから、朝からワンホールのケーキが出された時点で気づくべきでした。

さぁ、そんな一週間に2個もワンホールのケーキを食ってるから気づかん ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■で、しゅはりとは、なにかを学び始めてから、

独り立ちをして行くまでの3段階のことです。 これはすべてのことに通じると思っています。

■だから、最初の段階では指導者の教えを守り、

次の段階では自分なりの発展を試み、そして、 最後は型を離れて独自の世界を創り出します。

■で、お客さんとの関係もきっとこのとおりです。

こんな私のあまり聞きたくもない言葉の一つに、 よく口にされる“ウチのお客さん”があります。

■とは言っても、私もときどき使ってしまいますが、

お客さんから見ればきっといい迷惑です。だから、 お客さんはいつも自由でどこに行ってもOKです。

■そう、個々のお客さんとの関係に執着せずに、

それぞれの関係をさらに発展させたその上で、 もっといろんな人と会ってみればいいんです。

■だから、守・破・離の離って意味は、

お客さんが離れるって意味じゃなく、 自分が巣を離れるって意味なんです。

■そして、30ほどの異業種が一箇所に集まったら、

なにがあっても絶対に食っては行けます。だから、 みんなのお客さんを共有すれば営業は要りません。

■でも、どれだけ懸命に提案したところでだれもやりません。

そう、みんな“ウチのお客さん”だと勘違いをしています。 ウチのお客さんはどこか他所のお客さんでもあるはずです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

でもね、羞恥心がないってある意味、立派なことだとも思いました。

たとえば、こんな私がよく行くラーメン屋の店の主が、 私がカレーのココ壱に行くのを嫉妬するのと同じです。

だから、きっと“ウチのお客さん”って勘違いされたら、 私はラーメンしか食べられないことになってしまいます。

で、味噌と醤油と塩のローテーションしか味わえません。

でも、みんなこれと同じことをやっているんです。 そう、30以上の異業種が集まったら左うちわです。

しかし、そこまで言ってもまったくやらないのは、 みんな“ウチのお客さん”と思っているからです。

たしかに個人情報保護の問題等はありますが、 そんなもんやり方だけでなんとでもなります。

だから、直接開示をせずに、それぞれのお客さん同士が、 勝手に楽しめる場を作ってやれば、逆に喜ばれるんです。

そんなもんアウトレットモールとまったく同じことです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━