砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0637滴:最良への最短の道

気が乗らんと打ったつもりが飢餓の乱となって自然の過ちにご満悦の私は、 この連休中に猪の水彩画を練習する@来年の年賀状に全力を注ぐ杉山です。

ちなみに、ここ数年はゴールデンウィークなんてまったく体感してません。

ですから、5月病になったら5月病になれる境遇をありがたく思うんです。

さぁ、そんな最近では平日にヨーカドーに行けるありがたみも薄れて来た ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■この連休明けから出社しない人は結構、多い。

そう、俗に言う5月病ってやつですが、でも、 5月病にかかるのは社員だけではありません。

■だから、社長も拾ってしまいます。

そして、社長のそれは結構、重い。多くの場合、 その病気の質が社員のそれとはかなり違います。

■社員は自分の行く末に疑問を抱き、

社長は会社の行く末を悩むんです。ってことは、 社長が悩んで壁にぶち当たったらオシマイです。

■で、その激突寸前のお悩みの多くは、

車の作り方ばっかなんです。だから、 自社商品の開発にアタマを抱えます。

■そう、たった一人で考える時間があるときって、

他所にはない良質なものを作ろうって考えます。 でも、作れる人などすでに限られているんです。

■だから、他所にはない良質な車を作るんじゃなくて、

ドライブに快適なコースを探せばいいんです。要は、 すでにあるものを使って円滑に進む方法を考えます。

■それが最良への最短のコースです。

長い休暇中に自社を振り返ったら、 できないことばっかが浮かびます。

■だから、できないことなどやらなくていいです。

だって、できないんだから。そう、肝心なのは、 できる範囲のことを円滑に進めることなんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

2年前、飛騨高山のホテルでたった一人、 部屋にこもって考えたことがありますが、

0から生み出すことばっか浮かびました。

ある意味、限りなく建設的な発想ではありましたが、 今、振り返ったらまったくなにも実現していません。

四方を壁に覆われると発想がうちに向いて、 今、すでにあるものが見えなくなりました。

そして、できないものでもやればできると思い込み、 やってはいけないものに手を出してしまうものです。

車ってアクセルを踏めば動くんです。だから、 決してアクセルの構造を考えるんじゃなくて、

どっちの方角に向かってアクセルを踏むのか、 そのドライブコースさえ見つけりゃOKです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━