砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0695滴:疲れる爪先

福井県のお客さんからレタスとキャベツの違いをBBSで質問されたので、 レタスが外国人でキャベツが日本人だと答えた@なんでも答える杉山です。

ちなみに、レタスを見るとジョージとかキャサリンって名前が浮かびます。

ですから、キャベツの方は岩本鉄男とか鹿児島太郎って名前が似合います。

さぁ、そんなタオルはアイリーンで手ぬぐいは八丈島次郎って感じがする ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■そして、貧しかった親父は地元の県立高校を卒業した後、

アルバイトをしながら東京の夜学に通いました。だから、 息子である私には昼間のキャンパスを歩いて欲しかった。

■たしかそんな話を2~3回ほど聞きましたが、

今でもそのときの言葉は福耳に残っています。 その言葉から大学に行かなきゃと思いました。

■でも、本当は大学なんてどうでもよかったし、

できれば早く働いて社会に参画したっかった。 心の奥底では家から出て親から離れたかった。

■だから、自分の過去をふと振り返って見つめ直した私は、

親父のために勉強をしたり学校に行っていた気がします。 外からの期待に沿うことだけを願ってそうして来ました。

■要は、組み立てられるプラモデルと同じなんです。

でも、それを今でも続けている社長は結構、多い。 そう、本当の自分は今で十分に満足しているのに、

■外からの期待に沿うように更なる向上を目指しています。

しかし、頑張って一つ上のランクに上がってしまったら、 その中で落ちこぼれてたった一人で孤独と戯れるんです。

■こんな私は今までに娘の成績表を一度も見たことがありません。

常識を知らない中途半端な他人に娘を評価される覚えはないし、 自分が余裕で入ることができる学校に進学すればいいからです。

■そう、一生懸命に背伸びをしたところで爪先が疲れるだけです。

きっといつかは地面に足裏を下ろさなきゃいけない日が来ます。 自分の身長よりも大きく見せたら最後は絶対に悔やむものです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ふと振り返ると薄いけど親父のトラウマを感じます。 そして、それに抵抗するように一生懸命に生きると、

かえってそれが大きく重く両肩にのし掛かるんです。

だから、今ではまったくなんとも思っちゃいません。 そして、とにかく背伸びだけは絶対にしやしません。

自分を実際よりも大きく見せたり立派に見せることって、 ズ~ッと見栄を張ってウソをつき続けることと同じです。

いつかは絶対にバレてしまうし、 そんな自分が情けなく感じます。

だから、商売もきっと同じことだと思います。 無理にあおってみたところで虚しいだけです。

商売も進学も人生も自分の身長以上に望まないことです。 死ぬまで背伸びをし続けられる強靭な爪先はありません。

そして、どんなトラウマでも日常生活で克服はできます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━