砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0745滴:美味しいときにご馳走さま

老舗の和菓子屋の店先に古い紙で“年中夢求”と書いて貼ってあったので、 私も同じ言葉を玄関先に貼った@“年中無給”に書き換えられた杉山です。

ちなみに、筆ペンで書いた黒い文字が赤い二重線で修正されてありました。

ですから、そのお隣には(私は年中無休なのよ)と括弧書きがありました。

さぁ、そんな昨日結構、イケると言ったら今朝も岩のりのトーストだった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■昨日の【お盆休みに杭を打て!】に、

たくさんのメールをいただきました。 やっぱりどこの会社も同じようです。

■そして、真冬のバージョンでは、

大雪が降った日に早く出社した 社員の順に評価は高くなります。

■第61回目の終戦記念日の今日に思うことは、

もうすぐ団塊の世代が一斉に定年を迎えます。 しかし、それは社員である団塊の世代であり、

■団塊の世代の社長は決して引退などしません。

かえって同じ世代の社員がいなくなった方が、 まったく障害がなくなるので伸び伸びします。

■だって、同級生が部下だとやりにくいんです。

そして、手の内を知らない若い社員に対して、 今までの華やかな成功体験を延々と語ります。

■また、米粒一つでも残しちゃいけないと力説をするはずです。

でも、それって食べ物が満足になかった時代のことであって、 今では出された物を食べ切ることの方が体によくありません。

■そう、大学の先輩がビールの一気飲みを後輩にさせるのと同じです。

作った人の気持ちを理解しろとか物のありがたみを知れとか。でも、 米粒を強引にまで食わされる胃袋の気持ちは分かってもらえません。

■要は、どんなに楽しいことでも限度を超えると苦しくなるものです。

なんでもそうですが、調子がいいときこそ欲を出してはいけません。 そう、美味しいときにご馳走さまをできる人が向上し続けるんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

昭和20年代生まれの小さな会社の社長とよく食事をしますが、 体を壊してまで食わなきゃいかんのか、とよく思ったりします。

最後の一粒まで、と言うのが美徳なんでしょうが、 だったら、こっちの胃腸はどうなるのでしょうか。

だから、食べ物をたとえにしてお話をしたんですが、 とにかく調子がいいときにはさらに欲を出す人です。

美味しいと思うとさらにかき込むように食べまくります。 だから、美味しいと言う感覚がきっとなくなるはずです。

そして、美味しいと思うまでズ~ッとかき込み続けます。 目の前の食べ物が美味しいと過去に経験をしたからです。

そう、過去の経験が成功体験となって離れません。でも、 美味しいときにご馳走さまをできる人は絶えず新鮮です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━