砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0751滴:理解しなきゃいけない現場の事実

昨日、一時停止を見事に怠ったタクシーに危うくひかれそうになった私は、 速攻でその会社に電話を掛けた@ナンバープレートを控えていた杉山です。

ちなみに、血圧が200を超えそうなくらいの勢いで相手を怒鳴りました。

ですから、こっちの名前を言ったら「砂漠の杉山さん?」と訊かれました。

さぁ、そんな血圧は一気に下がって「あ、すいません」と訳もなく謝った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■久し振りに中途採用の最終面接に立ち会いました。

その会社はお見合いを生業とする小さな会社です。 この時期外れの暑いときに5人の面接をしました。

■すべて若い女性で甲乙つけ難い内容でした。

でも、残念なことに採用するのは2人です。 社長は私に採用する基準を訊ねて来ました。

■「160cmに近い人、2人」と私が言いました。

「は?なんですかそれ?」と社長が返しました。 「だから、身長ですよ。バストじゃありません」

■その会社の社長も女性だったので、

明らかに怪訝そうな顔をしました。 また顧問先を失ったと思いました。

■面接はその人が努力できる部分を見つけるものです。

持って生まれた部分を見比べるものじゃありません。 でも、ほとんど同じようなレベルだと思ったときは、

■努力しても変えられないような、

持って生まれた部分で選びます。 それがこの会社では身長でした。

■小さな会社のオフィスは天井が低いので背が高い人には威圧をされます。

本当に多くの会社に伺いますがでっかい奴が多い会社は酸素が薄いです。 それに本来なら3人座れる会議用の長い机に2人っきりしか座れません。

■その社長は「それって差別じゃない?」と言いました。しかし、

最初に努力できる部分を見つけようとして差がなかったんです。 最終的に持って生まれたもので差をつけることは区別なんです。

■そして、160cmに近い2人を選びました。

容姿の良し悪しなんて3週間で慣れますが、 そこにいる威圧感は決してなくなりません。

■また、大きい人と小さい人が混在するオフィスでは、

棚の高さに困りますし社員の動線がブレるはずです。 当然、なんともならないことですが現場の事実です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

まぁ、それは差別だとかいろいろなことを言いますが、 大きな声の社員を高く評価するのとまったく同じです。

小さな声の社員は大きな声が出ないんです。そう、 そいつに出せと言うことの方が肉体的な差別です。

あと、お見合い会社の社長なのでアドバイスをしましたが、 180cmの超美人と160cmのそうでもない女性だったら、

多くの男性はきっと後者を選んだ方が幸せになるはずです。

容姿の良し悪しは3週間で慣れますが身長は低くはならん。 よって、隣にいる威圧感は決してなくなりません。しかし、

これも当然、努力する部分が本当に甲乙つけ難い場合です。 最終的に丁か半かで選ぶならこんな基準もあるって話です。

そう、社長は社員が歩き回るオフィスの環境を知りません。 要は、社員の目線でモノを見ないために動線が見えません。

だから、社長のご自宅の中にも歩き回る動線があるように、 オフィスにも社員が歩き回るのに最適な動線があるんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━