砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0777滴:人生の選択肢

あと2日でお誕生日を迎える私は、今年こそはお誕生日ネタをやめようと 心に誓っていたのにこの有様です@お誕生日会をやってもらった杉山です。

ちなみに、ネタがない訳でもプレゼントが欲しくなった訳でもありません。

ですから、パチンコに興味はないけど777が確変みたいで結構、嬉しい。

さぁ、そんな後厄はお誕生日・元旦・節分のどの時点で終わるのだろうか ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■お誕生日が近づくたびに一人の友人を思い出します。

彼とは同じ中学&高校に行って同じ柔道部員でした。 同じ誕生日なので当然、同じ乙女座で同じB型です。

■生まれた時間もほぼ同じで身長と体重もほとんど同じです。

高校のときに占いをやるとまったく同じ人生になりました。 現国の授業で私たちはコバルトシリーズを読んでいました。

■だから、きっと同じような人生を歩むんだ、

と高校生の私は思ったものでした。しかし、 彼は今では岐阜県警の丸暴に勤めています。

■要は、県警の暴力団対策課の刑事、ってことです。

一方、私と言えばこんなステキな男になりました。 先日、と言っても1年前に養老の瀧で飲みました。

■しばらくして「あいつはシャブをやっとる。チャカに気ぃつけ」と、

ケータイに掛かった部下からの電話に声を低く落として答えました。 とてもコバルトシリーズを愛した友人の言葉とは思えませんでした。

■私が「私」と言うようになった最初のキッカケは、

彼が「私」と柔道部の練習で使っていたからです。 それが今では低い声で「わし」と言っていました。

■「丸暴も大変だろ?いつまで続けるんや」と私が訊ねると、

「まったくサラリーマンと同じや」と低い声で返しました。 「がさ入れがなかったら5時に終わるぞ」と熱燗を飲むと、

■「大きな組織にいるからこそ学べることがある」と目を細めました。

私は「大きな組織」と言う言葉でアタマの中が空っぽになりました。 今まで小さな会社の中での生き方ばかりを深く考えてきたからです。

■まったく同じ人生を歩むと思っていた友人の、

まったく違った生き方を目の前で聴きながら、 人生には選択肢が数限りないと痛感しました。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

しゃぶしゃぶを食うチャカ・カーンとしか思えませんでした。 彼は「一生愛される刑事の“安さん”になる」と言いました。

そう、テレビ番組『はぐれ刑事純情派』に出てくる、 山手中央署の“安さん”こと安浦吉之助のことです。

一現場の刑事で終わりたいと言っていた彼は、先日、 陰でコツコツと勉強をして昇進試験に合格しました。

だから、そんなところまで私とまったく同じでした。 B型の乙女座って手に取るように分かりやすいです。

彼は「事件が解決しても署で祝杯を挙げることはあらへん。 それから分厚い報告書を書かなあかんのや」と言いました。

まったく知らない世界を肌で感じながら聴き入った私は、 仕事だけじゃなく生き方にも選択肢はあると思いました。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━