パソコンのiTunesに入っている982曲をシャッフルして聴いていた私は、 次の曲が当たるまで延々と聴き続けた@62曲目で見事に当てた杉山です。
ちなみに、それなりに忙しかったけど約4時間半もズッと聴いていました。
ですから、ビリー・ジョエルの次にバーシアが来る法則を発見したんです。
さぁ、そんな登場回数が最多のチャカ・カーンが耳鳴りのように残ってる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■OLの頃に比べて年収は5倍になって、
海外旅行に行ける時間も自由にあって、 雑誌にも取り上げられた女性がいます。
■私は彼女をOLの頃から少し知っています。
その彼女が「ちっともつまんないです」と、 私の誕生日の夕方に電話を掛けてきました。
■どう言う訳だか「おめでとう~!」の一言もありませんでした。
そんなことより「頑張れば頑張るほど虚しくなるんですぅ」と、 敬老の日の夕方に受話器を片手に彼女のお話を聴いていました。
■まぁ、きっと答えはこんなもんだろうと思って、
「絶えずOLの頃と比較してるんでしょ?」と、 42歳になったばかりの私は彼女に訊ねました。
■「そうです」と当たり前じゃないって感じで彼女は答えました。
ネットで稼げるようになった生活とOL時代を比較しています。 でも、本当はそうじゃなくて過去の自分を否定しているんです。
■要は、OL時代の生活と今の生活を比較しているんじゃなくて、
OL時代の辛い想い出でいっぱいの自分と比較しているんです。 でも、それじゃあいつまで経っても自分を否定して終わりです。
■OL時代の自分を見返してやろうと頑張れば頑張るほど、
今の自分はとっても輝いて成功したかのように思えます。 でも、打ち負かしたのは所詮、OL時代の自分なんです。
■だから、勝ったのは自分ですが負けたのも自分です。
どれだけ素晴らしく成功しても楽しくもありません。 だれでも自分の影を踏みながら大きくなるものです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
よくテレビドラマのセリフで「過去の自分と決別する」とか言いますが、 そんなことなどあり得ません。過去の自分がいなかったら現在の自分は、
決して存在しません。
自分の過去は正しいかどうかは分かりませんが、 過去の自分はなにがどうであれ正しいはずです。
今、輝かしい活躍をしている彼女は懸命に頑張っただけじゃなく、 昔、辛かったOL時代を経験した自分がいたから成功したんです。
いつも思うんですが、下着泥棒に間違われた私も、 ハワイで迷子になった私も同じ影を踏んでいます。
オギャーと生まれてから今の今まで、 自分の影は一度も途切れていません。
だから、いつでもどこでも死ぬまで自分は道づれなので、 決して過去の自分を見返そうなどとは思わないことです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━