一週間前から気分転換のために結婚指輪を数年ぶりにはめた私たち夫婦は、 昨日、仲良く結婚指輪を元のケースにしまった@すり傷だらけの2人です。
ちなみに、この一週間、顔を洗うたびに指輪で顔の左側を引っ掻きました。
ですから、私が左の頬骨の上を引っ掻くと嫁さんは左の鼻の穴の周辺です。
さぁ、そんなあいつの指輪は歯磨き粉の右隣にティッシュで丸めてあった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■昨日の午後3時、2ヶ月前に知り合った社長と会いました。
ちょうど熱いアッサムでスコーンを愉しむ時間だったので、 自宅から一番近いコメダ珈琲で小倉トーストを食べました。
■粒あんが五臓六腑に染み渡るまさにそのときに、
目の前の社長が「出家したい…」と呟きました。 私は聴き取れなくて“カッケ”かと思いました。
■その社長は食品関係の小さな会社の2代目です。
別に好き好んで社長になった訳ではありません。 それから延々と現状の愚痴や不満を語りました。
■私はトーストをかじりながら聴いていましたが、
ただ“もしも”のお話がまったくダメなんです。 そう「もしも私が○○だったら」ってお話です。
■「ですので…」と続けた社長は冷めた珈琲をすすりながら、
「もしも杉山さんが今のお仕事をしていなかったら」とか、 「もしも杉山さんがメルマガを出していなかったら」とか、
■わずか10分の間に“もしも”と言う言葉を8回ほど繰り返しました。
私は「もしも今のお仕事をしていなかったら違うお仕事をしているし、 もしもメルマガを出していなかったら社長と会っていないだけですよ」
■と言いました。だから、そんなことを考えてもなんにもなりません。
“もしも”は現状を否定するか現状から逃避するかのどっちかです。 「もしもお寺に生まれていたら100%サラリーマンに憧れますよ」
■と続けました。カップを持つ社長の左手が小刻みに震えていました。
どんな夢でも実現するより見つける方がズッと難しいです。だから、 “もしも”で逃げたところで現状は1cmも変わることはありません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
もしも私が生まれ変わったらじんべいざめになる。と、 私はよく言います。するとほとんどの人々が笑います。
だから、それとまったく同じです。
それどころか“もしも”で考えると言うことは、 現状を否定したり現状から逃避するだけでなく、
その姿には絶対になれないと自覚することです。
だから「もしも出家できたら…」と思うことは、 絶対に坊主にはなれないと確信しているんです。
本当に出家したい奴は“もしも”で考える前に、 とっくに近所のお寺の門を叩いているはずです。
もしも大金持ちだったら&もしも大会社の息子だったら。 なにもやらない&なにもできない人が引用する言葉です。
そんなことを考えるヒマがあるなら靴でも磨くことです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━