砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0819滴:石に願いごとをしても叶わない

今でも22日は田淵で20日は星野で8日は山本浩二か島谷金二の日だと、 野球好きの友人と呼び合っている@大昔の背番号が忘れられない杉山です。

ちなみに、小さい頃のおやつはカルビーのプロ野球チップスばっかでした。

ですから、広島東洋カープの外木場の日が14日だとは友人も知りません。

さぁ、そんな今月の末日は江川の日じゃなく掛布の日なのでかなり助かる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■昨日お話した藍川中学時代の古い友人は、

岐阜市内で小さな町工場を営んでいます。 彼は会計事務所を替えたいと言いました。

■私は「どうして?」と替えたい理由を訊ねました。

彼は「なにもやってくれないから」と答えました。 私は「だって、会計事務所だもん」と返しました。

■そう、会計事務所は貸し方と借り方を合わせればそれでOKです。

それ以上のことはなにもやらないと言うよりもやってはNGです。 カシオの電卓を叩いて±0に数字を合わせることだけが仕事です。

■すると彼は「でも、多くの情報を持ってるだろ?」と言ったので、

間髪入れず「あれはTKCの全国平均の情報を買っているだけで、 岐阜の町工場にはなんの参考にもならない」と私は断言しました。

■「じゃあ、どんな会計事務所を選べばいいんだ?」と彼が訊くと、

「夫婦でやっていてとにかく顧問料が安いところ」と私は言うと、 「できれば奥さんが社労士で宗教やってない奴だ」と続けました。

■しかし、岐阜でそんな会計事務所を探すのは、

流れ星に願いを3回唱えるよりも難しいです。 だから、最悪を避けることに努めるべきです。

■私は「とにかく個人でやっている暗い技術系の税理士がいい。

絶対に営業系の明るい税理士は来期から顧問料を高くするし、 どんな税理士でも決算書の数字は変わらない」と言いました。

■「今、毎月1万2千円だろ」と私が饅頭を食いながら訊くと、

「うん」と彼が頷きました。「それ以下はほとんどあり得ん。 その金額で星に願いごとをするな」と私は言ってやりました。

■だって、小さな会社の社長は会計事務所をお星様だと思っています。

願いごとを3回唱えればすべて叶えてくれると勘違いをしています。 だから、大勢の社員を抱える税理士を星の王子様だと思っています。

■しかし、立派な自社ビルを持って扶養社員が多い会計事務所ほど、

担当者はコロコロと替わってその度に顧問料は引き上げられます。 社員も満足に使えない税理士になにかを期待しても始まりません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

そいつには本物の流れ星に願いごとを3回唱えれば叶うけど、 会計事務所は星じゃなくて単なる石なんで無理と言いました。

決まった枠に決まった数字しか入れてはいけない仕事なんで、 いつまで経ってもジッ~と動かない小さな石ころと同じです。

いくら全国の凄い情報を持っているからと言っても、 それを活用したり実際に売りを上げてこそ情報です。

私はそれをやっている会計事務所を一度も見たことがありません。 逆にそれはやっちゃいけないことと思っている税理士ばっかです。

どんな税理士が決算書を作っても数字は変わりませんし、 変わることがおかしいです。だから、だれでも同じです。

できるだけ本人が担当してくれる税理士先生が最高です。 それは社員を使わずに自分で動く暗い技術系の先生です。

値上げをせずに数字を合わせることに専念するからです。 なんにしろ電卓を叩く人に意見を訊いても始まりません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━