美容院で「痒いところはないですか?」と訊ねられると「はい」と答えて、 混んでいるエレベーターでは降りたい階で降りられない@難儀な杉山です。
ちなみに、5階の文具売り場に行くのに8階まで行って階段で下りました。
ですから、高砂町の床屋では「つむじが痒い」と普通に言えてしまいます。
さぁ、そんな美容室には髭を剃って行くけど床屋には寝起きのままで行く ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■多分、私が中学の頃だったと思いますが『頭の体操』かなんかで、
両耳が聴こえないベートーヴェンのために電話のベルが鳴ったら ランプが点滅する装置を作りましたがなんの役にも立たなかった。
■さぁ、それはどうして?と言う1分で答えるクイズがありました。
まぁ、両耳が聴こえないと言う内容が不謹慎かどうかは別にして、 答えはランプの点滅を見て受話器を取ったところで聴こえません。
■と言うクイズでした。要は、いくら橋渡しをしてくれたとしても、
こちらの能力と心の準備が整っていなければなんにもなりません。 そのクイズを思い出すたびにそんなことをふと考えてしまいます。
■でも、こちらの能力も心の準備も整っていないのに、
一生懸命にお客さんを引き寄せる会社は結構、多い。 それをマーケティングと総称して網を張っています。
■いくらお客さんが網に引っ掛かったとしても、
満足をさせることができなきゃ経費倒れです。 それどころか悪い評判を立ててオシマイです。
■そして、たくさんの小さな会社を回って痛感することは、
広告宣伝にお金を掛けて一見さんを引き寄せたところで、 その相手をするのはこの社員なんでしょ?って感じです。
■そう、お金を掛ければランプが点滅する装置は作れます。
でも、受話器を取っても相手の話が理解できないんです。 それはこちらの能力と心の準備が整っていないからです。
■肝心なことはランプが点滅する装置等の問題なんかじゃありません。
多くの社長はランプの点滅回数をもっと増やせと社員に言いますが、 それを増やしたところで受話器を取った社員には聴こえやしません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
多分、愛読した『頭の体操』に出ていたと思いますが、 ひょっとしたら『連想ゲーム』だったかも知れません。
どっちにしてもいくらキッカケを作ってもらっても、 それを成就させるのはこっちの問題だと思いました。
キッカケやチャンスはお金を掛ければ発生しますが、 それをカタチ作るのはその人の資質の問題なんです。
今までのお話にはまったく関係ありませんが、 私はベートーヴェンの『月光』を練習します。
ランプの点滅回数を増やせば増やすほど目がチカチカして鬱陶しいです。 内容もないマーケティングは相手に不快感を与えて墓穴を掘るだけです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━