砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0867滴:脱・一流のススメ

YouTube を初めて使って感激した妻から1曲につき30円かかると言って、 630円を稼いだ@無料だとバレたので1曲につき50円失った杉山です。

ちなみに、B'zと平井堅の曲だけをリピートして21回も聴いていました。

ですから、それ以外のアーティストの検索方法が分からなかったようです。

さぁ、そんなどこのどいつが無料だと教えたのか未だにはっきり言わない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■私の知っている会社で妙に調子がいいIT企業があります。

別になにが優れている訳でもありませんが調子がいいです。 その会社の社長に頼まれてちょっと前にそこに伺いました。

■そこで強く感じたのは社員のヤル気のなさです。

社員はその会社が第一志望ではなかったんです。 そこで働きたくて働いている訳じゃないんです。

■そう、みんな第一志望の立派な会社に入れなかった奴ばっかです。

すると変な向上心もお互いの足を引っ張り合うこともありません。 まぁ、この会社に骨を埋めて定年まで過ごすかって奴ばっかです。

■だから、そのヤル気のなさがとっても心地良い空気をかもし出します。

一流企業は時代の先端を走るのでだれも望んでないものを作りますが、 一流を目指さない会社は日常の商品を提供するのでそこそこウケます。

■まるで法政大学とまったく同じです。そう、

法政大学を第一志望にする若者はいません。 早大や慶大に入れなかった集まりなんです。

■すると言葉に言い表し難い心地良いコンプレックスとでも言いますか、

喉越しの良い違和感とでも言えるような曖昧な風土がそこにできます。 みんな本当は優秀なんだけど試験の当日に風邪をひいただけなんです。

■本番に弱い奴は人生において危険を冒そうとは思いません。

一度手にした小さな幸せを握り続けることしか考えません。 だから、そこそこの仕事でそこそこの商品しか作りません。

■その無意味な刺々しさのない風土が社員に安心感を与えます。

全科目85点以上の成績がいい奴は一流企業に就職しますが、 平均が60点だけど1科目だけ95点の奴が二流に入ります。

■しかも、その95点の1科目は地理なんです。

両親も担任もだれも評価をしてくれませんが、 そんな奴を集めた会社は凄い力を発揮します。

■だから、一芸に秀でたマイナスの因子が集まった会社は、

平均点が優秀な社員を集めたプラスよりもズッと上です。 さらなる向上を狙う社員は会社にとってはマイナスです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

向上心のある社員など絶対に要りませんし、 社員に向上心を求めるなんて言語道断です。

適度なコンプレックスを持った社員を上手に使うことが、 その会社をできるだけ長く存続させる正しいやり方です。

だって、変に偏った優秀な奴らを雇うと社内で革命を起こします。 ところが一方、本番に弱い奴は小さな幸せを握り続けたいんです。

しかし、初めからダメな奴はダメなんです。

大事な試験の当日に風邪をこじらせて3年間をパーにしたり、 なんの役にも立たない一芸を持っている奴が狙い目なんです。

今日は久し振りに母校の名城大学に行きますが、 あの大学は試験に合格したとは言わないんです。

引っ掛かったとみんな言います。

「あー、よかったぁ。ここが落ちたら行くとこなかった」と、 昭和58年に入学した私の周りの若者たちは言っていました。

ただ、やればできるとひたすらに自分を信じ切ってはいます。 でも、大学を受けるのに今やらなくていつやるのでしょうか。

だから、そういう奴らは社会の中では無意味に強いです。 だって、絶対に沈没するような危ない船には乗りません。

自分にとって危険かどうかのニオイだけは分かるんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━