砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0875滴:抜きん出る少しの良さ

5人の住人から「杉山さんは『のだめカンタービレ』のセバスチャーノ・ ヴィエラにそっくり!」と言われた@カルボナーラなら知ってる杉山です。

ちなみに、ドラマを観たことがないので今、アニメのヴィエラを観ました。

ですから、メガネをかけて無精髭を生やせばきっとだれでも似るはずです。

さぁ、そんな体質的にはフランツ・フォン・シュトレーゼマンとほぼ同じ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■ある異業種交流会のゲストとして私が呼ばれました。

どうでもいいお話ですが赤いジャージで行きました。 どれだけいいお話をしても軽く薄くあしらわれます。

■まぁ、笑いを取ることだけに全精力を注ぎ切るので、

それはそれでとってもOKです。その二次会の席で、 不動産会社の社長から切実な悩みをお聴きしました。

■その社長は人格も素晴らしくて会社の業績も好調です。

でも、それなのに周りにだれも近寄って来ないんです。 要は、自分のなにがダメなのか悶々と苦しんでいます。

■私はそれまでに3回ほどお会いしたことがあったので、

酔いを醒ましながら言葉を慎重に選んでお話しました。 最近、カルアミルクでも酔いが回る体質となりました。

■私は「社長がいい人だからです」と言いました。

そう、いい人にはまずだれも近寄らないんです。 と言うよりも周囲の人たちは近づき難いんです。

■商品でも同じです。いいものが売れる訳じゃありません。

かと言って、決して悪いものが売れる訳でもありません。 そう、売れるものは良さそうに見えるものだけなんです。

■本当にいいものや真剣に悪いものにはだれも近づきません。

だから、商品だけじゃなくて人間に関しても同じことです。 本当のところは分からないけどちょっと良さそうに見える。

■そういう商品が売れてそういう人間の周りに人は集まります。

本当のところなどだれも分からないのでどうでもいいんです。 なんか突っつきたくなるような少しの良さがあれば十分です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

マジメな人になればなるほど自分の内面を磨こうとします。 でも、人間の内側なんてだれも見えないから分かりません。

きっと自分自身でも分からないと思います。 だから、いい人になる必要などありません。

ちょっとでも良さそうに見える努力をすればいいだけです。 それどころかいい人にはだれも近づこうとはしないんです。

本当に必要なものとか心から信頼できる人など、 みんなすでに持っています。需要はありません。

ちょっと興味が湧いてくるとかなんか小突きたくなるような、 そういう少しの良さがあればきっと世間は放って置きません。

富士山は眺めるだけで実際に登って楽しむのは小さな丘です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━