砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0879滴:社長のお気に入り

初めて会った人にさえもその人が住んでいる市町村の人口の数を訊く私は、 岐阜市の総人口を一桁まで言える@『広報ぎふ』を愛読している杉山です。

ちなみに、総人口は423,602人で世帯数が165,670世帯です。

ですから、ウィキペディアに413,143人と書いてあるので悩みます。

さぁ、そんな同じ11月1日現在の総人口なのに1万人の差はひど過ぎる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■私もときどきやってしまう小さな抵抗があります。例えば、

新しい企画を考えたときに友人に意見を求めます。すると、 その友人は私のために一生懸命に考えて意見してくれます。

■でも、一生懸命に考えてくれた彼だからこそ、

私が突いて欲しくない弱い部分を指摘します。 そう、そのときに私は小さな抵抗を試みます。

■こっちが相手に意見を求めた訳だから、

なんでも素直に聴くのが当然ですけど、 負けたと思うと相手のアラを探します。

■みなさんの前では達観した仙人のようなことを言っていますが、

自分でも自覚している弱い部分を面と向かって突かれた日には、 メガネが曇るくらいに上気して相手のアラを探してしまいます。

■彼には「偉そうなこと言ってお前、おばさんパーマじゃねぇか」と、

新しい企画とはまったく関係のないカテゴリで闘ってしまいました。 本当に大切な友人を失いましたが、新たに探せばなんとかなります。

■私のお仕事は意見を求められたらそれに答えることです。

でも、答えた意見に答え返す方々がそこそこおられます。 しかも突いて欲しくない弱い部分を突かれちゃったので、

■私のアラを一生懸命に探そうと食い入るように眺めます。

まぁ、大体おっしゃるのは「一人でやってますよね」と、 多くの社員を抱える社長はほくそ笑んで珈琲を飲みます。

■私は2万人と300人と30人の製造業からサービス業まで勤めたので、

上司や部下や同僚とのビジネスに限らずご家庭での悩みまで分かります。 それに社員を持たないのは他人の人生を抱えるほど暇じゃないからです。

■最も危険な行為は完璧な人格者を探し求めることなんです。

数学が分からなかったら数学の先生に訊くのが当然ですが、 数学の先生よりも人格者っぽい古文の先生に訊いています。

■笑うところじゃなくて小さな会社の社長はみんなそうです。

要は、負けてもアラを探さなくてもいい人格者を求めます。 気持ちが晴れることを言ってくれる人は口先だけなんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

特に理論武装を好む社長は確実に相手のアラを探しています。

まぁ、社長に限らず部長でも課長でもあの大坪寧々さんでも、 自ら意見を求めたのに負けたと思うと相手のアラを探します。

すると本当にいい相談相手はバカバカしくなって消え去ります。 だから、その人の周りにはほとんど口先だけの人が集まります。

そうやって自分だけに都合のいいフィルターを設けるために、 数学の先生よりも人格者っぽい古文の先生ばかり集まります。

だから、いつまでも貸借対照表と損益計算書の違いが分かりません。 だって、古文の先生は数学ができなかったから古文の先生なんです。

一般的な価値観を有する人なら率先して古文の先生などやりません。

そして、この案件はこの人から意見を伺おうと思ったら、 なにがあってもその人のアラなど探し求めないことです。

NOTES:大坪寧々(とっても久し振り)

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━