砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0900滴:社長という名の中間管理職

下の娘が仲の良い友だちを連れてきたので父として挨拶をしようと思った @比婆山に住むヒバゴンの真似をしたけどまったくウケなかった杉山です。

ちなみに、ヒバゴンとは広島県の比婆山の中で目撃された未確認動物です。

ですから、頭部は逆三角形らしいので座布団を2つに折ってかぶりました。

さぁ、そんな娘は父を見ずに「昨日から熱があるの」と友だちに解説した ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■一連の不二家の報道を観たり読んだりして私が思ったことは、

きっと多くの大きな会社は同じようなものだということです。 大きな会社だから起きたことで小さな会社ではあり得ません。

■まず現場の社員やパートは100%いいものを作りたいはずです。

会社としてもきっと品質の優れたいい材料を使っているはずです。 それを机の上で電卓片手に売上げを追及するから今回のザマです。

■しかし、会社としてはおそらくいい会社だと思います。

会社の存在自体が悪だとか言っている人がいましたが、 法人として存在が悪ならば法務局に登記はできません。

■この世の中に、存在自体が悪という会社など絶対に存在しません。

悪いのは中間管理職です。それって大きな会社の社長のことです。 不二家の社長はトップではなくて社長という名の中間管理職です。

■テレビの前で泣いて詫びた山一證券の社長も同じです。

トップだったら間違っても泣いて詫びたりはしません。 そう、トップといえるのは小さな会社の社長だけです。

■思い立ったらその通りに速攻で取り掛かれるのがトップです。

イチイチ株主総会とか取締役会議を開かなきゃいけないのは、 トップではなくて社長という肩書きの中間管理職だからです。

■素晴らしい業績を上げ続ける小さな会社のトップは、

きっと3年後には上場することを目標としています。 でも、上場すればトップから中間管理職に左遷です。

■だって、大きな会社のトップはお金を出して株を買った株主なんです。

だから、社長はいいものを作ろうとする現場の社員やパートの意見と、 売上げをもっと伸ばしてたくさん配当しろと言う株主との板挟みです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

不二家だけじゃなくて山一もそうだしパロマもそうだし、 上場した大きな会社の社長ほど割に合わないものはない。

今回の不祥事で潔く辞めたところで退職金はもらえないし、 昔からの体質だったら遡って前の社長の責任も問われるし。

なにもいいことはない。それどころかデメリットばっか。 それなのにどうしてみんな大きくしたがるのでしょうか。

昼間はダメなサラリーマンでもいざとなったらスーパーマン。 日頃は同僚にも家族にもバカにされている仕置人の中村主水。

そんなスタンスで世の中を渡ればまず長く生き続けられます。 個人的には認知されても周知されないことを心から望みます。

いい意見は下からしか出てきません。上からの意見は命令で、 その命令に従って忠実にやった結果、会社の秩序が崩れます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━