昨日、下玉利さんと神戸に向かう車の中で「サイトのラフ図を描いて」と、 電話で重野君に指示をする彼の言葉を疑った@裸婦図だと思った杉山です。
ちなみに、名古屋から神戸までの往復7時間以上もの間、密室状態でした。
ですから、彼には何十本と電話が掛かるのに私には1本もありゃしません。
さぁ、そんな新幹線で行くより1万円以上も浮いたので鰻丼を食いに行く ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■先日、あるタレントのお嬢さんがトラックにはねられて亡くなりました。
その悲しいニュースをテレビで観て一人の社長のことを思い出しました。 その社長は神奈川県で5人の社員を抱える小さな会社を営んでおります。
■朝礼も終礼も会議もなにもやりません。
ただ、社員が営業に出かけるときだけ、 社長は社員と両手で握手を交わします。
■それは「売って来い」とか「頑張れ!」という意味ではありません。
社長は「これが最後かも知れない。とにかく無事に帰って来るんだ」 そんな想いを込めて力強く握手をしていると私に教えてくれました。
■会社から一歩外に出たら、なにが起こるか分かりません。
またここに無事に帰って来る保障はどこにもありません。 社長は「ご家族から預かっている大切な社員だから」と、
■崎陽軒のシューマイを口に運んだ私に切々と語りました。
私はそのとき口の中が熱くて涙が出そうでした。そして、 私はそれから娘が学校に行く朝、固く握手を交わします。
■頑張らなくたっていいから無事に帰って来ればいいだけです。
しかし、社長は社員たちにその理由を告げていませんでした。 だから、いつも社員たちは不思議そうに両手を差し出します。
■ところが私は社員たちにその理由を喋ってしまいました。
基本的に自分以外の隠し事はほとんど漏らす性分なので、 ついつい5人とミーティングのときにすべて喋りました。
■そして、みんなはそれを聴いて「やっぱり」という表情を浮かべました。
間違っても「売って来い」という意味ではないことは分かっていました。 私は「無事に帰って来い」という想いを両手で伝える社長が大好きです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
昨日は神戸に行って田村幸樹さんとお会いしましたが、 また次にも会えるという保障なんて絶対にありません。
ましてや彼が書くメルマガに登場する人物は亡くなります。 今ではメルマガ界のデスノートだと巷では噂されています。
昨日の【私説】に我が家のことを少し書きましたが、 いつまでも今の状態が永遠に続くことはありません。
自分一人の努力だけではどうにもならないことばっかです。 だから、万が一のときに備えて今の幸せを確認しています。
会社から一歩外に出た社員が無事に帰って来る保障なんて、 どこにもありませんしだれも明言することなどできません。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━