砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0913滴:明日がある商売の茶番劇

グーグルのイメージ検索機能を使って「鈴木杏樹」で検索を行ってみたら、 液晶画面いっぱいに鈴木杏樹が登場した@真剣に危ない気がした杉山です。

ちなみに、2時間ドラマで観るストーカーの切ない気持ちが分かりました。

ですから、プリントアウトして壁に貼りたくなったので電源を切りました。

さぁ、そんなでも大体そういう奴は黒縁メガネに寝癖のままの髪型なんだ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■三重県で小さな不動産会社を営む社長から、

顧問弁護士と会って欲しいと頼まれました。 どうやらとっても付き合いにくいようです。

■その弁護士とは名古屋市内にあるデニーズで初めて会いました。

パッと見て分かりました。黒縁メガネに寝癖のままの髪型です。 幼い頃から優秀で東大の法学部を卒業して司法試験に合格です。

■その社長に言われて私の住民放送を嫌々ながら聴いているそうです。

黒縁メガネは「あなたの仕事のポリシーはなんですか?」と言うと、 目の前のアイスコーヒーがなくなるまでストローで吸っていました。

■ジュルジュルと音を立てるじゃねぇ、と私は言いそうになりました。

私は「どんな仕事でもインチキだと思っています」と断言しました。 その寝癖男は黒縁メガネを右手で押えて「えッ?」と漏らしました。

■お前、ストーカーの経験があるだろ、と私は言いそうになりました。

私は「今の裁判に負けたら次の裁判で頑張ろうとするでしょ?」と、 グラスの中の氷を訳もなくストローで突っつくその彼に言いました。

■「そんなの当然ですよ」と彼は胸を張って答えました。

「それがインチキです」と私は胸を反って言いました。 「1億人もいるからできる商売ですよね?弁護士って」

■この人の裁判に負けたら、それは置いておいて、

あの人の裁判で成功報酬を稼げばいいんだから。 だから、明日がある商売はみんなインチキです。

■100人ほどの村でも成立する商売だけがインチキではありません。

しかし、残念なことに1億人もいないと成立しないものばっかです。 だから、今日がダメなら明日があるさ!と思う段階でインチキです。

■だからと言って、それが悪い訳ではまったくありません。所詮、

自分の仕事なんてインチキなんだと思えるかどうかが肝心です。 それなのにポリシーとかモットーを掲げること自体が茶番です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

大きな病院で手術をするとモルモットにされますよね。 訳の分からん専門用語の紙切れに署名をさせられるし、

万が一のときには研究のために臓器をくれとか言うし。

たしかに将来のために研究は大切だと思いますが、 目の前の人はなにがあっても二度とは戻りません。

だから、間違いなくインチキなんです。 それがいけないことだとは思いません。

100%どんな病気でも治せる医者なんていないんだから。ただ、 自分の仕事は所詮、この程度のものなんだと思えるかどうかです。

仕事に『○○道』とかの“道”を付けるその神経が分かりません。 いいですか。この世の中にプロの仕事なんて存在しないんだから。

みんなど素人が見よう見真似でやっているだけなんです。 ポリシーやモットーを持つなら仕事じゃなくて人生です。

そう、自分が生きていく上での人生では自分がプロです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━