砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0994滴:本当の商売

TOTOのウォシュレットがなんだか妙に熱い気がしたので型式を調べた @発火の恐れがある型式とはまったく違っていたのでホッとした杉山です。

ちなみに、その原因は単に便座のヒーターが「高」になっていたからです。

ですから、まったく関係はありませんが TOTOと(ToT)は似ています。

さぁ、そんなお客さんの会社の便器がTOTOかINAXかすべて分かる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■東日本に住むお客さんから新しいビジネスを始めると電話がありました。

それは、ある認定資格を受ける生徒たちをフォローするビジネスでした。 そのビジネス自体が上手く行くかどうかは別にして少し注意をしました。

■モットーが「お客さんとWIN-WINの関係を作る」だったからです。

WIN-WINとは、あるサービスを提供する側とそれらを利用する側、 あるいは提携しあっているもの同士が互いに利益を得ることの総称です。

■私の常識の中ではあり得ません。

それに生理的に響きが嫌いです。 電気カミソリじゃないんだから。

■商売は、お金を払うかもらうかのどっちかだけです。

だから、お金が減る奴と増える奴しか存在しません。 ある種の金銭消費貸借の関係を商売と言っています。

■例えば、1万円の健康食品を購入したお客さんは、

サイフの中から1万円が減っただけです。そして、 売り手は口座に1万円が振り込まれて喜ぶんです。

■強いて言えば、購入したお客さんが健康になってはじめて、

電気カミソリじゃなくてWIN-WINの関係と言えます。 要は、そこまで面倒をみれる人だけが口にできる言葉です。

■フツーの商売人は絶対にそこまで面倒はみれません。

だったら、そんなキレイごとなど言ってはNGです。 それどころか生徒には受かって欲しくないはずです。

■その認定資格を受ける生徒が簡単に合格したら、

来年はその生徒たちがお金を払ってくれません。 せめて3年くらいは落ち続けて欲しいはずです。

■神さまじゃない限り間違いなくそう思うはずです。

しかし、それは悪いことではありません。だから、 3年間続ければ夢が叶う気にさせてあげるんです。

■あとは本人だけの問題です。それが資本主義社会の商売です。

強い立場の奴がお金を集めて弱い立場の奴がお金を払います。 たったそれだけのことです。それ以外の商売はあり得ません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

はじめに言っておきますが、私はいい人です。 悪い人だったらこんなお話は絶対にしません。

悪い人が「WIN-WINが最高です!」などと軽く言うんです。 そーいう奴に限って自分の会社の利益しか考えていないはずです。

でも、自分の会社の利益しか考えないことは当然です。 他人の会社の利益なんて考えている余裕はありません。

だったら、WIN-WINなんて心にもないことを言ってはダメです。 本当に最後まで相手の面倒をみれるいい人だけが口にできる言葉です。

私が知っている中で最も首を傾げる言葉は、三方よしです。 それは「売り手よし買い手よし世間よし」という意味です。

絶対にあり得ませんわね。

それをモットーにしている会社をたくさん知っていますが、 その言葉とは裏腹に激しく利益至上主義の会社ばっかです。

面白い考え方の「うちが儲かれば社会がよくなる」という、 なんとも理不尽なことを平気で言い切る会社が多いんです。

お金がすべてではありませんが、それは人生です。 商売は基本的にお金で考えないとまず続きません。

例えば、1万円いただいたけど商品も渡したと言ったところで、 健康にならなかったらゴミ同然です。それに原価は2千円です。

儲けることや稼ぐことは決して悪いことじゃありません。 それどころか生きていく上での必要不可欠な仕組みです。

ただ、強い者と弱い者が確実に発生してしまうだけです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━