砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0997滴:機が熟すのを待つ小賢い奴ら

岐阜駅の東にあるコメダ珈琲から出た私の前を次女の友だちの宮脇さんが、 犬を連れて通り過ぎた@笑顔で「パトラッシュ元気?」と訊ねた杉山です。

ちなみに、宮脇さんは「モモちゃんです」とちょっとむくれて返しました。

ですから、私は「犬はパトラッシュで外国人はジョンなの」と言いました。

さぁ、そんな「日本人は太郎で熊系はラスカルなんだ」とトドメを刺した ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■覚えていらっしゃる方も多いとは思いますが、

私が学業を積まれた藍川中学の卒業文集には、 第96回の芥川賞を取ると宣言してあります。

■花粉症で苦しむ大学3年生の早春から書き始めると、

夏に文藝賞を受賞して秋に芥川賞を取る予定でした。 しかし、哀しいことに未だに一行も書いていません。

■だから、第96回の芥川賞は該当作がありませんでした。

だって、そこには私の名が刻まれるはずだったからです。 日本の文学界に汚点をつけて申し訳ないと思っています。

■正直な話、私がお書きになる予定の小説よりも、

面白くもない作品ばっかが世に出ているんです。 でも、書かないとだれも私を認めてくれません。

■ってことで、宣言してもムダ!ということじゃなくて、

機を熟すのを待っても1円にもならないってことです。 変に小賢い奴は自分が登場する場面を延々と考えます。

■例えば、最低でも粗利が80%ないと商売を始めない人は、

30%あればいいと思って始めた人に間違いなく負けます。 だって、始めないと売上げは確実に1円も入ってきません。

■でも、小賢い奴は粗利が30%で始めた人をバカにしています。

自分の手元には1円も入っていないのに計算ばっかしています。 30%で始めた人は賢くてそれをバカにする奴はバカなんです。

■粗利益率が高いか低いかなんて売上げが立ってからの問題です。

たった今、始めないと来月には1円も売上げが立たないんです。 頭の中で利幅だけ計算すると自分の手元には1円も入りません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

そのとき僕は28歳で、28歳の常識の中で生きていた。

最初の一行がこれしか浮かびません。 このパターンでしか考えられません。

あぁ、やっぱし僕って小説を書く才能がないのかしら。 ちなみに、28歳というのは30歳手前の偶数だから。

はっきり言って村上春樹は私のパクリです。 でも、彼は私の文章を読んだことないけど。

すると逆に私が彼をパクッたことになるんですよねぇ。 左の脳ミソが針で刺されたように痛くなってきました。

素晴らしいビジネスモデルを思いついたとします。 それを一人でやれば毎月1千万円儲かる計算です。

だから、小賢い奴は延々と1人で始める計画を立てます。 しかし、そんなもん絶対に1人ではできっこありません。

だったら、5人でやればスムーズにできちゃうはずです。 たしかに、自分の手元には200万円しか入りませんが、

始めなかったら200万円どころか1円も発生しません。

今、自分に向かってモーレツにお説教をしている私です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━