砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1023滴:同情される価値

ケチで有名な社長に「電気を点けたり消したりすると電球が切れます」と、 お昼休みでも消さないように説得したつもりだった@呆れ果てた杉山です。

ちなみに、じゃあ点けないと言ってお昼休みどころか午前中も点けません。

ですから、社員たちは「責任を取って」と顔を見るたびに私を苦しめます。

さぁ、そんなスイッチを入れようにもパルックの電球が元から外してある ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■先日、久し振りにテレビをボーっと眺めていたら、

どっかの社長を取り上げた番組がやっていました。 リッチな社長ではなくてコケてしまった社長です。

■ザッとかいつまんで内容をお話しますと、

本業の調子はとってもよかったんですが、 保証人になったせいでコケちゃいました。

■その番組の趣旨は分かりませんが、

延々と不幸を醸し出していました。 私はバカバカしくて苦笑しました。

■番組もその社長も、金融機関からの取り立ての恐ろしさや、

本当は本業の業績を伸ばす才能があったのに…と、延々と だれに向けたものかは分からない言い訳を言っていました。

■友だちである債務者がどこかに逃げてしまったので、

連帯保証人になったその社長は可哀想な被害者です。 と、そんな内容のお話が延々と放送されていました。

■でも、それはまったく違います。

本業でコケた方がまだ優秀です。 友だちの保証人になった時点で、

■そのお人好しのやさしい社長は、コケたも同然です。

自分の借金でさえも担保を差し出すことが嫌なのに、 友だちのために印鑑を捺すなんてバカまる出しです。

■また、そんなものに同情する世間も世間です。

連帯保証人になってコケてしまった社長など、 笑いものにしても同情する価値はありません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

友だちの保証人になってコケちゃった社長は、 本業で失敗して倒産しちゃった社長以下です。

どうも聴いていると自分の無能さを友だちのせいにしています。 本業で失敗することの方が、かっこ悪いと勘違いをしています。

私は、たとえ身内でも保証人にはなりません。 でも、印鑑を捺してくれる人は探しています。

本当の友だちだったら保証人になってくれとは言いに来ません。 いざとなったら道連れにしようと思う程度の奴にお願いします。

当然、コケることは避けたいですが、 でも、本業で勝負してコケることは、

別に恥ずかしいことではありません。

それは才能がなかった訳ではなくて、 たまたま運がなかっただけなんです。

もっと言えば、本業でコケるにも才能はきっと必要です。 どうせコケるのならば、本業でコケて同情されましょう。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━