砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1033滴:3段階の手間が儲けの秘訣~三遊亭雨馬に捧ぐ

昨日、自己申告でキアヌ・リーブスに似ていると言ったら三重県の女性が、 速攻で毛穴葉々とメールを送ってきた@上手いッ!と感心をした杉山です。

ちなみに、毛穴よりも葉っぱを複数形にしてリーブスにしたのは秀逸です。

ですから、よっぽど彼のことが好きなのか私を微生物のように扱いました。

さぁ、そんな23歳のときに「ミジンコ以下」と年下の女性に罵倒された ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■それどころか、今までに「ミトコンドリア」とも、

見たことがないですが「ゾウリムシの草履」とも、 面と向かって涙ながらに罵られたことがあります。

■きっとそれなりの罪を犯したのかも知れません。

でもね、どんなことでも3日も経てば時効です。 だから、そんな昔のことはどうでもいいんです。

■今から約2ヶ月前のことです。

ある男性が弟子にしてくれと、 饅頭を持って訊ねて来ました。

■私は「僕は微生物なんだよ」と言いましたが、

彼は「僕も頑張ります」と真顔で答えました。 そのとき私は、すでに饅頭を食っていました。

■彼は、中小企業診断士の試験に3回ほど落ちました。

もう試験の勉強はやめて実践で頑張りたいようです。 私は「人を見る目がない」と胸を張って言いました。

■「ここに来てもあかんだろ」と真剣に言ったら、

「でも、楽しいと思います」と彼が笑いました。 「うん、たしかに楽しいぞ」と私も笑いました。

■私は「今日からお前は、三遊亭雨馬だ」と名付けました。

ちなみに、雨馬はアメーバと読みます。彼は喜びました。 私は「じゃあ、これからかき氷を食おう」と言いました。

■私は、若い雨馬を岐阜市民なら3割の人が知っている、

激しく繁盛しているかき氷のお店に連れて行きました。 それは現場で新米の刑事を鍛える山さんのようでした。

~ まったく予想外に長くなりましたので編集後記に続きます ~

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

■「すごいですねぇ」と雨馬はとっても驚いていました。

「そうだろ」と私は関係ないけど自慢げに言いました。 かき氷のお店の前に数人の若い男女が並んでいました。

■私は「東京や大阪からもわざわざ来るんだ」と言うと、

「どんなに美味いかき氷でも元は水だ」と続けました。 繁盛するノウハウがあっても元が水には変わりません。

■要は、コンサルもまったく同じことなんです。

いくら素晴らしいノウハウがあったところで、 それがカタチになっていなければ売れません。

■水から氷へ。氷を削ったらシロップをかけるだけです。

目の前の山盛りのかき氷にみんな心から驚嘆しますが、 元は水です。氷も美味しいシロップも100%水です。

■だから、原価は0でも3段階の手間を掛ければ儲かります。

いくら美味しい水でも水のままでは面白いほど売れません。 素晴らしいスキルがあってもカタチにしないと売れません。

■きっと目に見えないノウハウやスキルは水と同じです。

それを氷にして削ってシロップをかけないとNGです。 裏返せば、水でも3段階の手間を掛ければ儲かります。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━