砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1045滴:ポリシーに反する悲劇の主人公

腹が立つほどマジメな二代目に「食っていけるだけでもう獣」と送ったら、 案の定、烈火のごとくお叱りを受けた@今日の巻頭文も命がけの杉山です。

ちなみに、お気づきの通り「もう獣」じゃなくて「儲けもの」が正解です。

ですから、その会社は毎週月曜日が営業会議なので彼はこれを読みません。

さぁ、そんな経理の中村主任がこれを読んでチクッたら確実に縁が切れる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■よくポリシーという言葉が簡単に使われます。例えば、

仕事に対するポリシーとかプライバシーポリシーとか。 本来は「政策」という意味ですが、広く世間一般では

■「信念」として使われます。だから、

まったく信念がない人が結構、多い。 ないならないで構やしないんですが、

■ほとんどの人は「ポリシーに反してしまった」と言い訳します。

お言葉ですが、反してしまう安いポリシーなんて存在しません。 ポリシーというのは、それを遵守するか破るかではありません。

■あるかないかです。

強い信念があるか、 安い妥協をするか、

■その2つのうちのどっちかしかあり得ません。例えば、

自分が大嫌いなマルチ商法のお誘いを受けた場合でも、 それが確実に毎月50万円儲かるオイシイ話だったら、

■ほとんどの人は「ポリシーに反して」始めるはずです。

本当は生理的に受け付けないんだけど始めるはずです。 自分の内なる良心と戦った末にきっと始めるはずです。

■だから、最初っからポリシーなんてなかったんです。

だって、ある人ならなにがあってもやりゃしません。 それどころか、そんなお誘いは間違っても来ません。

■そんなお誘いが来る時点でナメられているかバカにされています。

きっと「コイツは誘えばなんとかなる」と絶対に思われています。 それに生理的に受け付けないものならなにがあってもやりません。

■本当はそれが3度の食事よりも大好きだからやるんです。

だから「やりたくないけどやらざるを得ないの」なんて、 見え透いたウソで自分を悲劇の主人公にするんじゃねぇ!

■と、思いっ切り常識的な私は心からそう思っております。

今回だけ「ポリシーに反してしまった」と言う人たちは、 次回にも「ポリシーに反してしまった」と嘆くはずです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

1回でもポリシーに反してしまった人間は、 何回でもポリシーに反してしまうはずです。

だって、ケース・バイ・ケースで考えて、 自分の都合に合わせているだけからです。

最初っから強い信念なんてない薄っぺらな奴だから。 涙目で「ポリシーに反してしまった」なんて言うな。

みっともねぇ。

ないならないでいいのよ。 その方が潔くていいのよ。

強固なポリシーを持っているポーズが胡散臭いんだ。 私は、やらんと言ったことはなにがあってもやらん。

それは、ポリシーとかミッションなんかじゃなくて、 この世に生まれた人間として当たり前のことなんだ。

間違っても頑固とか偏屈じゃないのよ。 これを守らないと生きていけないもん。

明日、大阪から不気味な2人が岐阜にやって来ます。 随分前に取材した【砂金の人々】の続編のためです。

ってことで、明日の晩に簡単な食事会を駅前でやります。 万が一、参加したいという方は今日中にご連絡願います。

最後に物理的にも精神的にも自分を殺しちゃダメなんだ。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━