砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1100滴:近くも遠くも腹の探り合いの同業者

小2のとき仮病で学校を休んだ僕は親に北山の古田内科へ連れて行かれて、 急性盲腸炎なので手術をすると言われた@そんなバカなと焦った杉山です。

ちなみに、仮病だったので痛くも痒くもなかったけど翌日には切りました。

ですから、なんの罪もない盲腸には本当に悪いことをしたと思っています。

さぁ、そんな医学でも検査より自白を信じるものだと幼いながらに思った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■あるとっても田舎の異業種交流会からご相談を受けました。

どこかは言えませんが、伊勢神宮と赤福で有名な場所です。 そうそう三重県の伊勢市です。なぜ分かったのでしょうか。

■その異業種交流会には約50名の会員がいます。

ここ最近、ちょっとマンネリになってきたので、 サイトを作って全国に進出したいと言いました。

■「だったら、出ればいいじゃん」と私が意見を言ったら、

「そのやり方が分からないから相談しているんです」と、 とっちゃん坊やみたいな担当者がムッとして返しました。

■「あ、僕、帰るよ」と言うと「そうおっしゃらずに」と、

名古屋駅から歩いて3分の喫茶店でご馳走になりました。 モンブランもいいけどイチゴタルトもいいねぇと言うと、

■なんと2つともご馳走してくれました。いっぱい02幸せでした。

ちなみに、02は「いっぱいいっぱい」とリピートする記号です。 サイトを作って全国に進出するなら伊勢の活動は止めるべきだね。

■私がそう言うと「え?それは困りますぅ」と彼は返しました。

「東京の小平市に住むOLが伊勢の活動を見てどうするの?」 いくら東京都下で23区にはコンプレックスを抱くOLでも、

■伊勢くんだりには負ける気はしませんて。

伊勢の公民館で開催しているセミナーに、 東京や福岡から行く変わり者はいません。

■もっと言えば、異業種交流会自体が無意味な存在だと思います。

以前は「近くの異業者、遠くの同業者」だと言っていましたが、 今では「近くも遠くも腹の探り合いの同業者」が一番いいです。

■異業者との会話は傷の舐め合いだから、癒されて気持ちがいいですが、

なんの役にも立ちません。お互いの同業者の悪口を言って終わりです。 でも、同業者間の会話は腹の探り合いだから明日の利益に繋がります。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

伊勢の地ベタを這うような活動を止められないのならば、 サイトを作って全国に発信してもサーバー代のムダです。

沖縄で会社を経営する社長は、まず伊勢には行きません。 サイト上でいろいろと遊べる企画を考えればいいんです。

どうして地方の人間ってローカルな活動を愛するのでしょうか。 バローや自由書房などのローカルな物体はネタには最高ですが、

バローの2階でセミナーを開催すると言ってもだれも来ません。

+の電極と-の電極が通じ合うから電気は点くんです。 それが異業種の関係です。+と-の異なった関係です。

だから、気持ちがいいだけでひらめくことはありません。 +と+、-と-では電気は点きませんが火花は散ります。

中途半端な小っちぇ電球の玉がパコパコと点滅するより、 バチバチと火花が飛び散った方がズッとためになります。

害のない異業者に業界の悩みを言ったところでムダです。 どうせ言うなら同業者に文句を言った方がまだマシです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━