砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1104滴:いくらの腕時計を作りますか?

冗談みたいな話ですが「天は二物を与えず」を「天は荷物を与えず」だと、 今さっきまで思っていた@一応、荷物を「にぶつ」と読んでいた杉山です。

ちなみに、本当です。朝食中に娘のマンガをめくっていたら発見しました。

ですから、背負った重荷はきっとなくなるという意味だと思っていました。

さぁ、そんな今、マウス片手のみなさんの中にも25人程度はいると思う ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■腕時計の原価は2~3千円くらいなものです。

だから、時間が分かればOK!という人なら、 定価で1万円の腕時計を買えばまず十分です。

■でも、腕時計を作る会社の社長たちは、

1万円以上の腕時計を作ろうとします。 需要がないのに一生懸命に頑張ります。

■だから、売れないし儲からないんです。

儲かっている社長とそうでない社長の 決定的な違いはそこにあると思います。

■マジメでなんでも一生懸命にやる社長は、

いいものを作ろうと付加価値を設けます。 だから、すっごく高い腕時計を作ります。

■しかし、そんな高い商品が売れる訳がありません。

機能だけの原価は2~3千円くらいなものだから。 その点、テキトーにやる社長は1万円に抑えます。

■片や金無垢の文字盤にダイヤモンドを散りばめています。

片やベルトをゴムにしようか紐にしようか考えています。 そう、一生懸命に頑張る人はムダなことしかやりません。

■だって、1万円の値をつければ十分に利益が出るはずだから、

それ以上に頑張る人たちは金とダイヤを使うしかありません。 そんなこっ恥ずかしい腕輪をだれが身につけるのでしょうか。

■一生懸命に頑張る社長は、細かい部分にばっか目が行って、

だれも喜ばないことに手をつけては一人で満足しています。 でも、いい加減な社長は、売れる範囲でしか頑張りません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

100万円の商品があっても売れなきゃ利益は0円です。 1万円の安い商品でも売れれば数千円の利益があります。

几帳面でマジメな社長は、お客さんが満足するようにと、 なんのメリットにもならない装飾を足してばっかいます。

時間を知るために金とダイヤが必要なのか?

まぁ、そーいうのが大好物な人種もいます。 でも、極めて少数でカタギではありません。

なにかあったらクレームが殺到する商品じゃなくて、 壊れても文句を言う気にもならない商品が最高です。

縁日の屋台で買ったキティちゃんの時計が壊れても、 うちの中学生の娘でさえもなにも言いませんでした。

なんでもそうですが1万円で利益が出るはずだから。 1万円で利益が出ないと言う人は商売が間違っとる。

マジメで一生懸命にやる人はなんでもやり過ぎるんです。 でも、テキトーでいい加減な人はその枠の中で抑えます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━