砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1126滴:売れる企画書:マッチ売りの少女編

キシリトール・ガムを噛みながら350mlのペットボトルに入った水を 一気に飲んだ@ガムを飲まないことに成功したのが5本目だった杉山です。

ちなみに、こんなことに成功してもなにもならないどころか胃が痛いです。

ですから、なぜこんなことに挑戦しようと思ったのか自分でも不思議です。

さぁ、そんなガムが胃の中に4個も入っていると思っただけで満腹になる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■大体、一月に8~10個くらいの企画書を読みます。

ちなみに、一月は1月じゃなくて「ひとつき」です。 また、企画書の単位って「個」でいいのでしょうか。

■そして、その段階で成功する企画書と、

そうでない企画書が完璧に分かります。 今日もまた感動することをお話します。

■8~10個くらいの企画書の中で、

80%は見事に製本されています。 これって売り物?と思うほどです。

■アスクルで購入したA4サイズの透明ファイルに、

エクセルで作った架空の数字だらけの紙切れです。 そうです。アスクルとエクセルでるるる~♪です。

■そんな立派な企画が頭の中にあるのなら、

少しでもいいから売りを立てるべきです。 私に見せても1円にもならないんだから。

■一方では「3個しか売れませんでした」という奴の企画書があります。

そいつは、実際に頭の中の企画を試してからファイルを作ったんです。 この商品をこうやって見せたけどレスが3~5%程度でした。ってね。

■成功する奴は、試した結果の数値と感想を企画書に盛り込みます。

でもね、レスじゃなくてレスポンスとか反応と書いて欲しいです。 略語は、虫酸が走るほど嫌いなんだ!その点を直せば成功します。

■要は、架空の数字を並べた立派な企画書であればあるほどコケます。

罫線の太さを3種類も使って作る暇があるのなら、売って来なさい。 企画書で遊んでも1円にもならないし私に見せても褒めるだけです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

あ、企画書の単位って「件」ですよね。

ま、2cm以上もある分厚い経営計画書が無意味なのと似ています。 なんでわざわざ3種類の罫線を使ってキレイに書くのでしょうか。

ちょっと話がズレますが、日記も同じようなものです。 それってだれかに見せるために書いてるだろ?ってね。

一番いいのは手書きです。最も熱がこもっている企画書は、 手書きに決まってまいす。成功したけりゃ手で書きやがれ。

あとね、企画書とは呼べない企画書モドキもあります。 途中までサラサラと書いてあるのに最後のページには、

“社外秘なのでお見せできません”と書いてあります。

私が「これは、なんなの?」と笑顔でやさしく問いただすと、 彼は「杉山さん、アイディア取りません?」と返答しました。

もう帰っていい。もう二度と祈年町には来て欲しくない。

そんなに自信がある企画だったらサッサとやればOKです。 私の前に持って来る時点で絶対に成功しないと断言します。

成功する企画書には、検証済みのデータが書いてあります。

分厚いアスクルのカタログをめくっている暇があったら、 1個でも2個でもいいからとにかく売ってみることです。

ちったあマッチ売りの少女を見習って街角で売って来い!

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━