砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1143滴:隠れて負担をする社員

友人から送られてきたメールの中にーーーという罫線が引かれていたので、 私には考えられないと送り返した@------という罫線を偏愛する杉山です。

ちなみに、その反対にサラリーマンをサラリ-マンとは絶対に書きません。

ですから、単語に「ー」じゃなくて「-」を使うセンスが考えられません。

さぁ、そんなメールを開いて「絶対にコイツは白い靴下や」と呟いている ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■ほとんどの社長は気づいちゃいないと思いますが、

多くの社員はなんらかの原因で負担をしています。 そう、だれにも言えない自分のミスを隠すために。

■私は、前の会社に入社したての26歳の頃、

生損保の部門を任されていました。ある日、 1人のお客さんが車で事故を起こしました。

■そんなもの損保会社に連絡をすれば済む話ですが、

そのお客さんは自賠責保険を掛け忘れていました。 ですから、人身について1円も保険金が出ません。

■「え、どうすりゃいいんだ」と大いに焦りました。

自賠責保険を掛け忘れたお客さんが悪いんですが、 その管理を怠ったこっちにも責任はあるはずです。

■でも、私は入社したばっかでなんのこっちゃ分かりませんでした。

とにかく陽が暮れたら被害者の家までお菓子を持って伺いました。 被害者は30代後半の看護婦でその父親は岐阜県警のOBでした。

■交渉するには手ごわ過ぎる史上最強の親子でした。

まぁ、言う言う。私は泣き崩れそうになりました。 結局、治療費+慰謝料をしっかり請求されました。

■総額で20万円ちょいだったと記憶しています。だから、

翌日、十六銀行の市橋支店へ行って引き出しましたがね。 日本法令の示談書に一太郎で打ち込んで行きましたがね。

■今、思えば本当にいい思い出…、とは絶対に思えません。

20万円もあったら沖縄に3往復以上もできるんですよ。 定年まで勤めたいと思っている社員は自ら負担をします。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

腰掛けくらいにしか思っていない社員は、 自ら負担をするようなことはありません。

でも、定年まで勤め上げようとするマジメな社員は、 自分に非がないとしても隠れて負担をするはずです。

それがいいか悪いかの問題ではありません。 それに気づいてあげないと社員は潰れます。

貯金もなくなりますが気力もなくなります。

決して自分の失敗でもないのに、 会社に迷惑が掛からないように、

十六銀行から引き出すはずです。

社長だったら早くそれに気づいてあげることです。

冒頭の「このメルマガの特徴は…」というのを外しました。 創刊からはじめて外しました。ちょっとすっきりしました。

最近、住民放送が迷惑フォルダに入るとお知らせいただきますが、 こっちの問題ではなくて、そっちの設定の仕方次第ってことです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━