砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1145滴:五合目で満足する人々

日曜日の真っ昼間にマウスを握ったままPCの前でうたた寝をしていたら、 下の娘が「フィガハット!」と耳元で叫んだ@心拍数が激増した杉山です。

ちなみに、その意味を訊ねたら fightのスペルを覚えるための語呂でした。

ですから、私も beautifulを「ベアウチフル」と覚えたのでほぼ遺伝です。

さぁ、そんな娘が「魚今日」と書いたのはきっと「鯨」のことだと思った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■昨日でなんとか43歳になりました。

とにかく45歳までは突っ走ります。 思ったらなんでもかんでもやります。

■でも、やればだれでも成功することはやりません。

最初は鳴かず飛ばずの仕事がとっても嬉しいです。 だれでも成功するなら私がやる必要はありません。

■メールを打ったけどなんの反応もない。

そーいう状態だと最高に燃えてきます。 犬や猿じゃないんだから考えるんです。

■多くの人たちが立ち上げの段階で凹むのは、

つまらん夢を見るからです。成功哲学では、 手に入れたいものを鮮明に描けと言います。

■そんなくだらんことを一生懸命にやっているから凹むんです。

富士山の五合目からは山頂のイメージを思い描けたとしても、 その場に立って眼下を眺め回したときの感動は味わえません。

■だから、自分の夢を上手に思い描ける奴は、

死ぬまで富士山の五合目で満足しています。 だって、そこでも山頂の映像が描けるから。

■たしかに、夢を描くことにお金は掛かりません。

ところが、それだけでは1円も生み出しません。 気持ちがよくて笑い続ける酔っ払いと同じです。

■とにかく山頂までどんな手を使ってもいいから登ってしまうことです。

世の中に前人未到の山はない。登り方のマニュアルがあるくらいです。 山頂に行く着くまでのすべての困難を打ち崩すことが大切なんでしょ。

■ボーっと口を開けて都合のいい夢を思い描いても、

どこでもドアは21世紀中には絶対にできません。 書店にあるマニュアルどおりに登頂することです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

先日もフランクリンの分厚い手帳にベンツとかクルーザーの ゴージャスな写真を貼りまくっている社長とお会いしました。

「恥ずかしくないっすか?」と私が訊ねると、 「杉山さん、夢は実現するものだよ」と社長。

だったら、どうして3年落ちのプリウスに乗っているのさ。 それって白い靴下を2枚重ねで履くよりも恥ずかしいです。

成功するなんちゃらかんちゃらセミナーに参加する人々は、 間違いなく死ぬまで富士山の五合目に立ち尽くしています。

だって、本当に成功したい奴なら、 とっくに山頂に向かっているもん。

本当に怖いのは、五合目に立っているのに、 山頂の映像を思い描けてしまえることです。

まずはてっぺんまで登る。登ってダメなら下りりゃいい。 五合目で延々とセミナーを聴いていても時間のムダです。

ハイエナに狙われるのは、五合目に立っている奴らです。

山頂に向かっている奴と裾野から1ミリも動かない奴は、 ハイエナでもさえもまったく手のつけようがありません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━