砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1147滴:売れない社長の2つの原因

プーさんの柄が入ったプラスティックのポットの中にぬるいお茶を入れて、 その中にでっかい氷を入れた@パキッと音が鳴る瞬間が大好きな杉山です。

ちなみに、今週だけでも5~6回はポットに顔を近づけて音を聴きました。

ですから、私には「あいつとはパキッと縁を切れ」という声に聴こえます。

さぁ、そんなプーさんの柄に頬擦りしてる自分の写真を見たらゾッとした ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■営業がまったく苦手だという社長から電話がありました。

車で30分ほどの場所にある会社だったので伺いました。 また、面倒臭いのでいきなり営業に同行してやったがね。

■私が思ったのは2点です。その社長は、

商売は特化しなけりゃと言いましたが、 それが特化の「と」の字もありません。

■例えば、ターゲットを歯医者に絞るのはいいことですが、

それだけでは不安だしリスクヘッジをしたいってことで、 弁護士や年収1千万円以上の階層にも的を絞っています。

■それは、特化ではありません。下手な鉄砲とまったく同じです。

それに正しいリスクヘッジの仕方は、やり方を変えることです。 歯医者だけでいいんです。あとは弾の撃ち方を変えるだけです。

■私の中の常識では、人間に歯がある限り歯医者はまずなくなりません。

サイトで攻めるかFAXで攻めるか電話で攻めるかを考え抜くことが、 リスクヘッジです。専門分野を増やしても経費が掛かって終わりです。

■あと気づいた点は「お気持ちは分かりますが」という文句です。

相手と会話しているときにこの言葉を使っては絶対にNGです。 相手に同調しながら最終的には相手を否定するひどい言葉です。

■お気持ちが分かればそれでいいじゃん。と相手は必ず思います。

そう、売り込みたい相手のお気持ちなど分かっちゃいけません。 大体、売れない奴は相手のお気持ちを中途半端に認めています。

■商品を売り込むときは、全部肯定か全部否定しかあり得ません。

あ、その部分だけ納得ですぅ~♪では、絶対に売れやしません。 肝心なことはお客さんは断言する人からしか買わないことです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

無責任な同行ほど楽しいものはありません。 横から脇腹を親指で突っつきまくりました。

なんでもそうですが、相手の気持ちなんか分かっちゃダメなのよ。 相手の気持ちが分かるってことは、黙って帰れということでしょ。

仰せのとおりです。だから、これを買ってね。 なに言ってんだよ。これ買わなきゃ潰れるよ。

この2つの内のどっちかしか売れないんです。

ちなみに、私が地元の製薬会社に勤めていた約18年前のことです。 三重県は津市の薬局の店主に「いいから黙って買え!」と言ったら、

もう怒る怒る。21世紀のものとは思えない形相で怒鳴られました。

その理由が私には分かりません。

だって、インドメタシンの成分について訊かれても分からないもん。 薬剤師のあなたが分からないのに法学部を出た私に分かる訳がない。

と、上司に丁重に報告したら薬局の店主並みに怒る怒る。 上司なら部下をかばえ!と言ったらトレードされました。

地元ではみなさんがびっくりするくらい評価が低いです。 これに懲りず、これからもよろしくお願い申し上げます

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━