砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1148滴:迷走する年寄りたち

名古屋港水族館から帰る途中でJR金山駅から大垣行きの電車に乗ったら、 高校生の男子が私に席を譲ってくれた@かなり複雑な心境だった杉山です。

ちなみに、ズボンが垂れ下がっていた男子は「どうぞ」と席を立ちました。

ですから、私は「え、僕?」と戸惑いながら自分の顔を親指で指しました。

さぁ、そんな同じ車両に私より明らかに年上のおっさんが8人はいたのに ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■今日の一滴は、オムニバス形式でサラッとお話します。

昨日、ネタ集めも兼ねて名古屋港水族館へ一滴増した。 激しく快晴で思いっ切り気持ちよくたどり着きました。

■私は、一番の目的であるシャチのメインプールの前に座りました。

そう、1時間も前からです。基本的に席取り合戦が大嫌いなので、 だれもいないうちからジッと座ってショータイムを待つ性格です。

■お昼時だったので売店で400円もするたこ焼きを買いました。

冷たいたこ焼きを食っている私の前に1組の夫婦が座りました。 とても品のある60歳前後の夫婦が孫を抱えながら座りました。

■すると、驚いたことにいきなり孫のオムツを替え始めました。

約30cm後方では私が冷たいたこ焼きを食っているのにです。 唖然としました。私は「シャチの餌にしたろか?」と言うと、

■その夫婦はバツが悪そうに席を立ちました。

私は、せっかく快晴で気分がよかったのに、 1時間も前から座っていたのに台無しです。

■5日前のことです。100円均一のお店に行きました。

私は「えッ、これも100円なの?」と感動しながら、 なにかあっても食って行ける世の中だと確信しました。

■そのとき1組のお金持ちっぽい品のある夫婦を発見しました。

やはり60歳前後です。その夫婦はプチプチの前にいました。 そうです。梱包するとき商品に巻くあのプチプチのことです。

■すると、驚いたことにそのプチプチを潰し始めました。

1個2個ならまだいいんですが、なんと雑巾絞りです。 唖然としました。私は「ちょっと来なさい」と言うと、

■亭主の腕を掴んで店長の前まで連行しました。

器物損壊どころか窃盗となんら変わりません。 私が激しく尋問したらある会社の社長でした。

■店長は「ありがとうございました。これで結構ですので」と私に言うと、

潰れたプチプチを握り締めた私は「最後まで見届けます」と答えました。 ま、責任感というか立ち直っていただきたいという私のやさしい心です。

■ズボンが垂れ下がっていた男子は「どうぞ」と席を譲ってくれました。

見た目はだらしなさそうで決して一人前として扱われない男子でした。 お金はたくさんある年寄りたちが本当に情けなく思えた2日間でした。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ま、キレるという表現よりも呆れるという方が近いです。

30cm後ろでたこ焼きを食っている人間がいるのにオムツを取り替える? いくらそれが冷たくてまずいと言っても私の中の常識ではあり得ません。

それがね、お金持ちっぽい品のある老夫婦なんです。 私は、なにがあっても人生の先輩を優先しています。

だから、会社内では能力主義ではなく、 年功序列しかないと確信しております。

それが、人間として当たり前なんです。

しかし、調子こいた年寄りだけはちょっと許せません。 たしかにそれまでの功績などは評価するに値しますが、

かといって、社会のルールや常識を破ってはNGです。

ちょっとお話はズレますが、若者の運転は怖いとおっしゃいますが、 年寄りの運転の方が100%怖いです。要は、反射神経の問題です。

なにもお年寄りを冒涜している訳ではありません。ただ、 社会に保護されて腐りかけた心を非難しているだけです。

見渡せば、だらしないけどやさしい若者の方が多いです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━