基本的にホワイトチョコレートをそんなに好んで食べない私はこし餡より つぶ餡の方が大好きだけど最近はとっても複雑@なんとかしたい杉山です。
ちなみに、食べられないとなると「白い恋人」がとっても恋しくなります。
ですから、東海三県では絶大なる知名度を誇る「赤福」まで製造停止です。
さぁ、そんな2~3ヶ月くらい過ぎていても私は平気なので食わせてくれ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
これはノンフィクションで悲しいことに実際にあった出来事です。 ただ、起きた日時や事件の詳細については若干、脚色しています。
■その社長は45歳でとっても温厚な人柄です。
私は、古い知り合いから彼の話を聴きました。 今から3年ほど前にある出来事が起きました。
■その会社は、社員が3名ほどの小さな工務店です。
そこに1人の女性がパートとしてやって来ました。 小さな会社なので履歴書だけで採用を決めました。
■彼女には、5歳になったばかりの娘がいました。
旦那とは2年ほど前に暴力が原因で別れました。 辛い過去を背負いながらも娘を育てていました。
■やさしい社長は、彼女に同情すると、
なんでも力になるからと言いました。 彼女も期待に応えるべく働きました。
■それから数週間が経ったある日、
彼女は「ご相談があります」と、 かすれた声で社長に言いました。
■話を聴けば、5歳の娘が入院をしたらしいです。
難しい病名を言うと「治療費が高いので…」と、 両目に涙をためながら途切れた声で言いました。
■社長は「それは大変だね」と心配そうに呟くと、
30万円の小切手を彼女にソッと手渡しました。 「給料から少しずつ返してくれればいいよ」と。
■彼女は、目の前の机に寄り添うように泣き崩れました。
何度も頭を下げると声にはならないお礼を言いました。 社長は「娘さんの近くにいてあげてね」と頷きました。
~ 案の定、ちょっと長くなりましたので編集後記に続きます ~
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
■その翌日から、彼女は2日間の休暇を取りました。
でも、3日目になっても彼女は現れませんでした。 4日が過ぎ5日が過ぎ、そして半月が経ちました。
■携帯電話に掛けても出ません。心配になった社長は、
履歴書に書いてある住所地を探しながら訪ねました。 するとそこには違う名前の表札が掛かっていました。
■社長は、まったく飲み込めない状態でした。
そして後日、それが詐欺だと分かりました。 それを知った社員たちは本当に怒りました。
■しかし、そのとき社長は同じように怒るどころか、
「本当によかったね」とニコニコ顔で言いました。 病気で入院している娘さんがいないということが。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━