砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

熊本純子物語

そのとき僕はプーケットの白いビーチで青い太陽と戯れていた。夏だ。整えられた背中に大粒の汗が流れた。「木陰でカクテルを飲もうよ」と純子が言った。「お前は鬱陶しいからあっちへ行け!」と僕が言った。純子は泣きながら海へ潜ると1匹の甘エビをくわえてきた。「バケモノ」僕は唸った。