砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1181滴:終わりかけの会社の最後の饗宴

大学1年のときに同じサークルの白井先輩が「ターキーを持って来い」と、 ポッキーを食っていた私に命令した@ちょっとむかっ腹が立った杉山です。

ちなみに、ワイルドターキーの瓶にフォアローゼスをかなり混入しました。

ですから、それを飲んだ白井先輩は「ターキーは美味い」と感心しました。

さぁ、そんな当の本人がそれで幸せなら偽装をしてもまったく問題はない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■私が今までに関わった数千もの小さな会社の中で、

これをやると倒産するというイベントがあります。 それは、すべての社員が参加する社内コンペです。

■そう、社内のゴルフ大会です。これは、

平日or休日に関わらずきっと潰れます。 一体、なにを考えているのでしょうか。

■終わりかけの会社は、次に打つ手がないと、

心細くなって一致団結をしようと考えます。 社長の命令でパートさんにまで強要します。

■大義名分は「今、今こそ結束のとき」です。

っていうか、他にやることが分かりません。 飲酒運転になるので飲み屋には行きません。

■青空の下、苦楽をともにするみんなで汗を掻きます。

その結果、楽がなくなって苦だけが見事に残ります。 芝生の上でそんなことをやっている場合じゃないの。

■もっと頭を使え頭を!と心から叫びたくなる私です。

小さい玉を打ったところで1円にもなりゃしません。 それどころか、社員は安泰な会社だと思い込みます。

■もう終わりかけなのに。結束するのにゴルフしかない時点で終わりです。

それに、社員がコンペを喜んでいると勘違いしてる社長が情けないです。 すべての社員が喜ぶことは、1分でも1秒でも長く会社が続くことです。

■真っ黒に日焼けした笑顔から白い歯を見せるんじゃない。

他にやるべきことが身の回りには腐るほどあるはずです。 理屈なんかじゃありません。数千もの会社の統計値です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

「来週、社内コンペがあるんです」と若いお客さん。 「そっか。。もう終わりだね」と紫外線が嫌いな私。

社長が個人的に楽しむ分には、 まったくノープロブレムです。

でも、社員全員を巻き込んではいけません。 今よりよくなることは絶対にあり得ません。

会社の現状をまったく理解できていない社員は、 すっげぇいい会社だと勘違いをしてしまいます。

それに、今の若い社員たちは社員旅行も嫌がるほどです。 会社の臭いがする連中と旅行には行きたくもありません。

そんなことも分からないような社長の下では、 本当の結束は間違いなくできっこありません。

社長はいいですよ。あと数年の寿命しかないんだから。 でも、住宅ローンを抱えた若い社員がたくさんいます。

紫外線を浴びてメラニン色素を活性化させている場合じゃありません。 もっと頭を使ってもっと社員たちのことを考えてやったらどうなのよ。

終わりかけの会社になる前に think! think! think!

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━