はじめてのことに挑戦しようと思った私は美濃市まで車で送ってもらうと、 ヒッチハイクで帰ろうとした@自分の気の弱さに呆れてしまった杉山です。
ちなみに、3年前の初夏のことです。こんな自分を変えたいと思いました。
ですから、一度も親指を立てられなかったので1台も止まりませんでした。
さぁ、そんな思いっ切り手を上げるとタクシーに乗って祈年町まで帰った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■今日もまた、だれも気づいちゃいないお話をしましょう。
二代目のお話です。私は、いろんな社長と食事をします。 中でも面白いのは、二代目の社長と食事をするときです。
■彼らは基本的に食い物にうるさいです。
でも、グルメと言う訳ではありません。 喋りまくるから物理的に耳ざわりです。
■「杉山さん、これね、最高に美味いんだよ」と、
箸で指しながら目をむき出しにして解説します。 私は「待てよ、唾が飛ぶだろ」と心で叫びます。
■初代の社長は、なんでも食います。ところが、
幼い頃から外食に慣れているその息子たちは、 華やかな食生活をとにかく自慢したがります。
■だから、彼らには人望などほとんどありません。
自分の好みを押し付ける奴に人は集まりません。 そして、どう言う訳か不味いお店が大好きです。
■私は、BMWに乗せられて数多くのお店に連行されましたが、
「これでお金を取っていいの?」というお店が多かったです。 思うに、彼らは味よりも顔なじみというのが心地いいんです。
■黙って領収書をくれるお店が最高に美味いお店です。
言われなくても宛名を書くと金額の欄は真っ白です。 自分のことをチヤホヤしてくれるお店が★★★です。
■そして、間違いなくベンツに乗る連中を目のカタキにしています。
「経営者がベンツに乗ったらオシマイだね」とバカにしています。 しかし、アウディに乗っていたときにBMWを否定していました。
■走れ!二代目!そう、今日もまた二代目はBMWで駆け巡るんです。
一緒に食事をしてくれる人を探し求めては不味いお店へと直行です。 彼らは白紙の領収書と次の車検でベンツを買うことで頭が一杯です。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
みなさま、楽しんでいただけましたでしょうか。 二代目の方には、徹底的にお詫び申し上げます。
しかし、本当に二代目の社長はグルメを気取っています。 それがその通りに美味けりゃいいんですが、不味いです。
たしかに私も味覚オンチではありますが、 美味いか不味いかくらいは判別できます。
先日、自宅でラーメンを食っていたときのことです。 私は、メンマを食っているつもりがザーサイでした。
でも、私からすれば基本的に同じカテゴリです。
きっと二代目の社長に悪気はないと思います。それどころか、 美味しいお店に連れて行ってあげたいと思っているはずです。
でも、不味いんです。
心のどこかでいいかっこうをしようとしているからです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━