砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1204滴:ザ・下剋上ボード~田中君に捧げる最強ツール

以前、食事の席でイカリングを前歯に被せてニッと笑ったら私をナイフで 刺そうとした若い女社長と再び食事をした@今一つ納得いかない杉山です。

ちなみに、私が「まだ来んなぁアナコンダ」と言ったら異様にウケました。

ですから、頼んだランチがなかなか来ないので思わず口から漏れたんです。

さぁ、そんなこれがウケたらこの次はなにを喋ればいいのか途方に暮れた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■上司が部下に対する不満の1つに「報告がない」というのがあります。

これは、今になって言われ始めた訳ではなくて江戸時代から同じです。 聞いたことも調べたこともないけど。しかし、必ずそうだと思います。

■報告しないんじゃなくて、

報告ができないからです。 怖いから言えないんです。

■そんなことも分からない上司は腐りかけの無能です。

下から上に言うときは最後通告か内部告発だけです。 そして、報告も連絡も相談もまったく同じことです。

■ってことで、ある中堅クラスの会社の熱帯魚が趣味の社長から、

報・連・相が上手く回る仕組みができないかと相談されました。 私は「ありますがね」と熱帯魚店でピラニアを前に答えました。

■ザ・下剋上ボードです。まぁ、簡単に言ったら掲示板です。

でも、これは部下が上司に対して伝言するだけのものです。 上司は自分の部下から訊かれたことにしか答えられません。

■上からの指示&命令は一切、NGです。

マン・ツー・マンの掲示板を設けます。 そして、PC上から書き込むだけです。

■例えば、得意先と会食がしたいから頼むよと田中君は上司に言われます。

田中君は「はい」と答えたものの和・洋・中・伊・仏のどれがいいのか、 さっぱり分かりません。上司に訊けませんよ、どれなんですか?ってね。

■商談なんて食事のメニューでほとんど決まっちゃいます。

でも、それが分かる賢い上司は鳥取県の人口くらいです。 要は、自分の周りを見渡してもおそらく見つかりません。

■こんな些細なことだからこそ、部下は上司に言えないんです。

会社を左右する一大事だったら田中君でも報告するはずです。 言えない環境を根こそぎ払拭するのがザ・下剋上ボードです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

言わないんじゃなくて言えないんです。 イエナインH軟膏。うん!今一つです。

ルールを決めてやるしかありません。 下からの問い掛けに答えるだけのね。

上司はね、いつでも部下に向かって言えるんです。 ところが、下は上の顔色を一年中、伺っています。

食事のメニューなんて絶対に訊けませんよ。 これが普通に訊ける部下は本当に立派だし、

それに普通に答える上司はもっと立派です。

「お前が考えろ」と言う上司ばっかです。 でも、商談はメニューだけで決まります。

ちょっと前に本文に出てきた会社とは違う大きな会社で、 ザ・無礼講ボードをバシッと立ち上げたことがあります。

それは、マン・ツー・マンのザ・下剋上ボードとは異なって、 社員全員が好き勝手に書き込めるという画期的なものでした。

社員数も200人を超えていたので、 そりゃ好き勝手書き込んでいました。

ある種、社内版2ちゃんねるみたいな感じです。 だから、2人ほど遠くへ飛ばされちゃいました。

2人には本当に申し訳ないことをしたと思っております。 よく考えたら、世の中に無礼講なんてあり得ないのよね。

まぁ、なにかを生み出すときには多少の犠牲は必要です。

下は、絶対に上には言えません。言うときは終わりです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━