砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1213滴:甘い柿、渋い柿

渋谷哲平に似た28歳の男から「杉山さんてKYですね」と言われたので、 少し考えると「キム・ヨンサムか?」と返した@ついていけない杉山です。

ちなみに、初めて知りましたが「空気が読めない」という意味らしいです。

ですから、私が「あなたってSNZKYだね」と笑顔で言ってやりました。

さぁ、そんな「渋谷哲平に似て残念だよね。小池徹平ならよかったのにね」 ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■多くのメルマガを読んでいて常々感じることですが、

薄い。まるでお湯を注いだ森永のココアのようです。 不味くて飲めません。やっぱ熱いミルクが最高です。

■キレイな部分だけをこそっとコピーしている感じです。

だから、薄く感じるんです。人間もまったく同じです。 灰汁(あく)とか渋味がない人間は目に薄く映ります。

■甘柿は、渋柿の突然変異種と考えられています。

未熟なときは渋いですが、それが熟すに従って、 渋味が抜けて甘味が強く濃くなっていくんです。

■だから、甘柿も渋柿も甘味の量は同じなんです。

年月が経て変な渋さが抜けると甘さが残ります。 まさに私が理想とするナイスなミドルなんです。

■最初から灰汁とか渋味がないような奴は、

なにをやっても美味い実にはなりません。 温室の中の純粋培養じゃ幅がありません。

■薄過ぎるんです!

どんな人間でもいい(甘味)部分の量は同じです。 それを取り巻く渋味が抜けるといい皺が増えます。

■キレイ事だけを並べている社長の会社は儲かりません。

儲かっている会社の社長は灰汁&渋味が垣間見えます。 昔、なにかやったでしょ?という感じの社長たちです。

■どんな人間でもいい部分の量は100%同じはずです。

それを浮き立たせる方法は甘味を増やすのではなくて、 自分の中の灰汁とか渋味を減らすことしかありません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ちょっと違うかも知れませんが、私の周りにも ご飯を食べるときに手を合わせる社長がいます。

人としては本当に素晴らしいことだと私でも思います。 でも、まず間違いなくその会社は儲かっていませんよ。

心からの合掌とは思えないもん。 なんか偽善者っぽくて薄いです。

やることが本当に薄いんですよね。 人間として厚みが感じられません。

ちょっと渋味が残っているけど、いい甘さが漂う社長が最高です。 そーいう社長は、ご飯を食べるときに手を合わせたりはしません。

こちらの目には、心の中で合掌しているように映るものなんです。

ま、1つの例えですけどね。

最初から温室で育った甘い果実はベチャベチャなんです。 渋皮を剥ぎ陽に当てた柿は本当の甘さが浮き出てきます。

だから、いい部分の量はどんな奴でもまったく同じです。 それを増やす努力ではなく周りの渋味を削ればOKです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━