砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1220滴:社長、労働分配率って知ってます?

デニーズで平野課長に「私の考えていることを当てたらおごる」と言うと、 簡単に当てられてハンバーグをおごらされた@バカな賭けをした杉山です。

ちなみに、答えは「私はこのお店で杉山さんにおごってもらえない」です。

ですから、それが外れならば杉山さんからこのお店でおごってもらえます。

さぁ、そんな唯一の救いは彼は一人身だったので家庭の味を選択したこと ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■みなさん、労働分配率の意味をご存知でしょうか?

粗利益とか水道光熱費ならご存知だと思いますが、 労働分配率の意味を理解している人は少ないです。

■でも、心配することなど一切、ありません。

この私でさえもよく存じません。それにね、 知っていたところで売上げは変わりません。

■「労働分配率って知ってます?」と社長に質問すると、

3つの答えがあります。1つは「知らん」という社長、 1つは「聞いたことはあるけど…」と首を傾げる社長、

■最後は「経常利益は…」と話題をすり替える社長です。

そうです。最後の話題をする替える社長が多いんです。 「知らないよ」とは言えない知ったかぶりの社長です。

■例えて言うなら「大化の改新って何年だっけ?」と訊ねたら、

真顔で「応仁の乱は1467年」と答えるのと同じことです。 鬼の話なんか訊いてねぇんだよ!と顔面を突きたくなります。

■自分は勉強ができると思い込んでいる社長、

またはハイレベリーな業界の中にいる社長、 この2つのパターンの社長は見栄の塊です。

■50歳を過ぎた弁護士に質問すると「知らない」とは言いません。

例えば「ポケモン全部言えます?」と訊ねると話題を逸らします。 2日後「ピカチュー、ライチュー、トゲピー」と歌い出すんです。

■だから、いつまで経っても裁判に勝てません。

世の中には知らなくてもいいことが多いです。 平気で他人の知恵を拝借できる人が優秀です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

フシギダネって不思議だね。と言った若い弁護士がいます。 嬉しいんでしょうねぇ。新しい世界に触れることができて。

この次は「全国の道の駅を全部言える?」と訊いてみます。

また、私が最も苦手とする社長のタイプは、 労働を分配する率やんけ!と言う社長です。

やんけってさ、ドイツ語じゃないんだから。

自分の学歴にコンプレックスがあったり、 あまりまともな人が少ない業界の社長は、

素直に「知らん」と言って耳を傾けます。

それが一番いいことです。

第一、労働分配率の意味を理解していたところで、 大していいことなど起きません。そんなことなら、

知っている人を身近に置いておけばいいだけです。

「PL(損益計算書)がどうのこうの」って話をしたら、 「え、野球の話じゃないの?」と言った社長がいました。

それは、PL学園やっちゅうねん。

社長は今、どこでなにをしていらっしゃるのでしょうか。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━