砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1232滴:弘志と雅代の恐怖の食卓

中学と高校の同級生の中に高崎経済大学と都留文科大学と下関市立大学へ 入学した友人がいたのでその後の足取りを追ってみた@納得した杉山です。

ちなみに、岐阜から見ると上記の3校はかなり中途半端な位置にあります。

ですから、国立には入れず私立は授業料が高いから公立を選んだ奴らです。

さぁ、そんな5人の内の3人は家業を継いで残りは市役所の土木課だった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■午前7時20分。弘志は、珈琲を飲みながら日経新聞を広げた。

すると妻の雅代が「あら、今日はちょっと顔色が悪いわね」と、 日経新聞をかき分けながら弘志の顔をのぞき込むように言った。

■「そっかぁ~、普通に元気だけど」と弘志は相手にしなかった。

その翌日。「あら嫌だわぁ。あなた、今日も顔色が変よ…」と、 雅代はベーコン・エッグを作りながら背中越しに小声で呟いた。

■「そうか、そう言われてみれば…」と弘志は手のひらを広げた。

「3丁目の小野田さんのご主人ね、もうダメなんですって」と、 象印のコーヒー・メーカーに水道水を足しながら雅代は言った。

■「そう言えば、この水道水って水銀でも入ってないかしら」と、

雅代は日経新聞に隠れた弘志に聴こえるかどうかの小さな声で、 口元に薄っすらと笑みをこぼしながら象さんに向かって言った。

■日経新聞をテーブルに置いた弘志は、明らかに憔悴していた。

弘志のように健康な人間でも5日も続けてこのようなことを 耳元で言われ続けると確実に病気にかかってしまうものです。

■3丁目の小野田さんのご主人もきっとそうだと思います。

小野田夫人が毎朝、中日新聞に向かって呟いたはずです。 しかし、因果関係が認められないので罪にはなりません。

■奥さんの小言だけで社長は確実に死んじゃいます。

小さな会社の多くは社長と奥さんが一緒にいます。 奥さんが放った心無い一言が社長を病気にします。

■社長の奥さんは、嫌なお客さんだろうがデキの悪い社員だろうが、

延々と好きなだけ悪口を言ってもなんら問題はありません。ただ、 社長である亭主に対してだけはなにがあっても言ってはNGです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

怖いお話ですねぇ。弘志は一体、どうなるのでしょうか?

バカ言ってんじゃないよ!お前と俺はケンカもしたけど…、 それは、ヒロシ&キーボーの『三年目の浮気』ですよねぇ。

どうせ小さな会社の社長の奥さんは経理部長かなんかでしょ。 だから「今月も苦しいわ。こんなに働いてるのになぜなの!」

そんなことを会社の片隅でブチブチと愚痴っているはずです。 それを耳にした社員たちも嫌気が差しますが社長は死にます。

ボディーブローどころか顔面にジャブがヒットしまくりです。

亭主たちはね、一生懸命に働いているのよ。 その結果がそれなんだから仕方がないのよ。

そんなにお金が欲しけりゃ若宮町のスナックでお酌でもしたらどうなのさ。 きっと商品価値が限りなく0なので時給500円にもならないと思うけど。

私は、3丁目の小野田さんのご主人を救えませんでした。 もう二度とこのようなことがないようにと訴え続けます。

世の中の弘志に言いたい。雅代になど負けるんじゃない!

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━